2021年9月28日
イエレン財務長官・パウエルFRB議長の議会証言に注目か!? 「9月28日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はドイツ選挙の結果から、連立交渉が難航しそうな状況を懸念してユーロは上値が重い展開となりました。
また、先週のFOMC以降から利上げ期待により米金利が上昇。
7月以来の米10年債利回り1.5%を超える展開、日米金利差も拡大してドル円は111円台をつけました。
米金利は本日も注目されそうです。
目次
◎本日の注目点
1)米議会・米金利
本日は「コロナウイルス支援・
また、米国議会ではつなぎ予算と債務上限の引き上げについて議論され、30日に採決を目指していますが、共和党は反対の姿勢を示しています。
このままいくと政府機関の閉鎖やデフォルト懸念が高まってくるので、議会の内容に注目です。
また、米国では利上げ期待から米金利が上昇しています。
本日は7年債の入札もあるので米金利が動きやすいのではないかと注目しています。
昨日は一時的に1.5%を超える場面もありました。
本日も1.5%を超えることができるのかに注目です。
ただ、急な金利上昇は株価下落に繋がるので、株価の動きには要注意です。
2)要人発言
本日はイエレン財務長官やパウエルFRB議長の議会証言をはじめ、ラガルドECB総裁、FOMC22年投票権を持つブラード・セントルイス連銀総裁の発言などが予定されています。
テーパリングや利上げなど、各国中銀で政策変更が注目されているため、要人発言の内容に注目です。
3)コモディティ価格
原油価格をはじめ、鉄鉱石価格などコモディティ価格が急騰・急落しています。
鉄鉱石や銅などは下落、中国経済の鈍化が原因ではないかと見られています。
対して原油や石炭など燃料系は上昇しています。
こちらはハリケーンの影響で石油施設の復興が遅れていることと、電力不足で火力発電の燃料として需要が増えていることでないかと見られています。
原油価格の上昇により、産油国通貨は買われやすくなっています。
ただ、このまま原油価格や石炭の価格が上昇すると、輸送費単価の上昇や電気代の上昇に繋がり、物価上昇の追い風になってしまいます。
経済に影響が出てくる可能性もあるので、コモディティ価格に要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
9月28日(火曜日)
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨
10:30 AUD 豪小売売上高
15:00 EUR 独Gfk消費者信頼感指数
21:00 EUR ラガルドECB総裁発言
22:00 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁発言(23年投票権)
22:45 EUR パネッタECB専務理事発言
23:00 USD 米消費者信頼感指数
23:00 USD パウエルFRB議長、イエレン財務長官発言(上院議会証言)
9月29日(水曜日)
自民党総裁選投開票
00:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
02:00 USD 米7年債入札
02:40 USD ボウマンFRB理事発言
04:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁
08:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言(22年投票権)
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