2018年10月1日
イベント多数の月曜日、週初めから忙しい1日 ~10月1日の戦略と注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎保有中のポジションと戦略
EUR/USDのShortポジションはホールド中。 日足チャートで見ると、”1.1800”~”1.1500”のレンジ相場のように見えます。 反発しやすいポイントとして、”1.1580”と”1.1500”を注視しています。 時間足チャートを見ると、今回の下落の調整ポイントは”1.1655”あたりかと考えています。 このポイントを上抜けていくようなら決済しようかと思います。 また、イタリア長期金利や予算案関連の発言にも注意したいと思います。
CAD/JPYのLongポジションはホールド中。 先週の強い結果となったGDPを受けて、CAD/JPYは上昇しています。 日足チャートで見ると、上昇平行チャネルを上抜けています。 一旦調整が入る可能性もありますが、ファンダメンタルズは強いの基本ホールドで考えています。 ただ、NAFTAから離脱となるとカナダドルにとって重しとなると思います。 交渉継続ならホールドしますが、離脱(交渉決裂)となった場合は決済したいと思います。
その他、注目しているのがポンドです。 英国・保守党大会で波乱、メイ首相の辞任などが起これば、短期的にポンド売りも考えたいと思います。 また、米金利が上昇していくと高金利通貨と言われたオージーやニュージーは売られる傾向にあるのではないかと考えています。 特に米中貿易戦争の影響を受けるオージーは売り目線で注目したいと思います。
◎今日の注目点
1)イタリア予算案とユーロの下落
先週末に発表されたイタリア来年度予算案。 予想以上の予算拡大に財政懸念が広がり、イタリアの長期金利利回りは急騰しています。 イタリア財政問題懸念でユーロは下落しています。 このまま下落を続けるのか!? ユーロの水準は、注目されるポイントにあります。
また、今日はユーロ圏各国で製造業PMIが発表されます。 製造業PMIは景気の先行指標として注目されています。
↓↓↓イタリアの財政問題については以下を参照ください↓↓↓
イタリア発、財政危機なるか!? イタリア予算案とユーロ下落について解説!!
2)月初めの重要指標が多数の米ドル
先週利上げを行った米国、今週は重要指標が続きます。 ドル円は、FOMCで利上げを行った後一旦は下落したものの反転上昇。 年初来高値を更新しています。 本日のISM製造業景況指数をはじめに、今週末には雇用統計が控えています。 また、FOMCで利上げ後ということで、要人発言にも注意が必要です。 年内(12月)の利上げにも注意ですが、来年の利上げ回数にも注目が集まります。 そろそろ、来年投票権を持つ要人の発言にも注目し始めたほうが良いかと考えています。 FOMC投票権は記事最下部に添付しています。
↓↓↓先日のFOMCについては以下も参照ください↓↓↓
3)英国・保守党大会
昨日9月30日より、英国では与党保守党大会が開催されています。 日本と違い、英国では党大会が重要視されています。 その党大会を前にメイ首相は支持率低迷。 先日のEU首脳会議では、欧州各国からBrexit案を否定された挙句、孤立してしまいました。 この状況に保守党内で、メイ首相と反対意見を持つ強硬派が、メイ首相のBrexit案に代わる案を出してくるのではないかと注目されています。 また、メイ首相の解任動議が提出される可能性、解散選挙等も懸念されます。 英国の政治関連ヘッドラインに注意が必要です。
↓↓↓メイ首相のBrexit案とEU首脳会議については以下も参照ください↓↓↓
4)カナダドルとNAFTA再交渉
先週末9月28日のNAFTA再交渉で48時間以内には結果が出るとの発言も! 48時間(現地時間)で言うと、今日にも結果が発表される可能性があります。 仮にカナダがNAFTAから抜けることになると、カナダドルの重しになるのではないかと思います。 先週のGDPの強い結果で上昇しているカナダドル、NAFTAからの離脱となると下落に反転する可能性も出てきます。 要注目です。
◎今日の経済指標スケジュール
10/1(月曜日)
英国・保守党大会
07:30 AUD 製造業PMI
15:30 SEK スウェーデン製造業PMI
16:45 EUR イタリア製造業PMI
16:50 EUR フランス製造業PMI
16:55 EUR ドイツ製造業PMI
17:00 EUR 欧州製造業PMI
17:30 GBP 英国製造業PMI
18:00 EUR 欧州失業率
22:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
22:45 USD 米国製造業PMI
23:00 USD ISM製造業景況指数
23:50 GBP テンレイロBOE外部理事発言
10/2(火曜日)
英国・保守党大会
00:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
01:15 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁発言