2022年5月9日
イベント少なく、方向感を見極める1日! 「5月9日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今日は重要なイベントがなく、週明けで方向感を見極める日になるのではないかと思います。
日本はじめ中国などが連休明けてマーケットに戻ってくるのではないかと思います。
政策発表やGW中の指標などを消化して、どのような動きになるのか注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
ウクライナリスク
本日5月9日はロシアの記念日でウクライナ侵攻の節目になるのではないかと注目しています。
ロシアの侵攻が次のステップに進まないか、生物兵器や化学兵器、核兵器などを使用しないか注目です。
生物兵器や化学兵器や核兵器などを使用した場合は欧米も動き出すのではないか、制裁を強化するのではないかと思います。
欧米の制裁が強化された場合、資源などの価格上昇などのリスクにつながる可能性があるので注意しておきたいと思います。
ジョンソン政権リスク
先週末に実施された英国の地方選挙では与党が敗れ、ジョンソン首相の求心力はさらに低下しています。
昨年末のロックダウン中のパーティー問題などから首相辞任の可能性が高まっている状況での地方選挙大敗です。
ジョンソン政権崩壊の懸念からポンド売りが進むのではないかと注目しています。
政権交代の可能性が高まれば、EU離脱の交渉などにも影響するのではないかと注目しています。
今後のジョンソン政権に注意しておきたいと思います。
2)要人発言
本日は重要イベントが少ないため要人発言で動くのではないかと注目しています。
また、政策発表ラッシュが過ぎたことで各中銀のスタンス確認のためにも要人発言に注目です。
FRB要人
FRBは先日のFOMCで0.5%利上げを発表し、6月からQT(資産縮小)スタートも発表しました。
パウエルFRB議長は記者会見で0.75%利上げの可能性を否定し今後2会合で0.5%利上げを示唆、市場では0.75%の利上げを予想する部分もあり一時はドル売りが進みました。
今週はFOMCが明けて、要人発言が多数出てきます。
今後2会合で0.5%利上げなのか、0.75%利上げの可能性はないのか、QT(資産縮小)の加速はないのか、発言内容に注目です。
再度0.75%の利上げを織り込むようであればドル買いが進む可能性が高いのではないかと注目しています。
ECB要人
ECBも年内利上げに踏み切るのではないかと注目が集まっています。
ECB要人発言からどのくらいタカ派が増えているのか、利上げ時期や利上げペースをどのように考えているのか発言内容に注目です。
利上げ期待が高まればユーロが底堅くなるのではないかと注目しています。
BOE要人
英国では物価上昇と景気後退が注目されています。
物価上昇を抑える為の利上げを優先させるのか、利上げをすることで景気を冷やす可能性があることから景気を優先させて物価上昇を放置するのか、英中銀がどちらに進むのか発言内容に注目しています。
先週の政策を見ると利上げ幅は0.25%に控えて、インフレーションレポートでは景気見通しを下方修正されていたところを見ると、物価よりも景気を優先させたのではないかと感じます。
そうなると利上げ期待は後退しポンド売りが進む可能性が高いのではないかと思います。
今週の要人発言から、英中銀の方向性に注目していきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
5月9日(月曜日)
08:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨(3月17日分)
22:00 GBP ソーンダースBOE外部理事発言
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