2021年8月19日
イベント少なくリスク要因に注目! 「8月19日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、注目されていたニュージーランドの政策金利発表では、RBNZが政策金利0.25%で据え置きを発表。
前日に発表されたコロナ陽性者とロックダウンが要因で、コロナ陽性者とロックダウンがなければ利上げしていたようです。
利上げ期待が多かったことから、据え置きが発表されると一時NZドルは大きく売られましたが、利上げ期待が残ったことでNZドルの下落は限定的でした。
また、FOMC議事要旨では多くのFOMCメンバーが年内テーパリングを検討していることがわかり、テーパリングを懸念して米株価は大きく下落しました。
本日はイベントが少なく、リスク要因を気にしながら、小動きの展開になるのではないかと予想しています。
目次
◎本日の注目点
1)豪雇用統計
RBAが注目している、昨日の賃金指数は予想を下回る結果でした。
RBAは雇用に注目していて、本日の雇用統計にも注目が集まります。
ポイントは失業率です。
5%予想に対して、改善できるか、悪化するのか注目です。
また、結果に対して豪ドルが素直に動くのかにも注目です。
2)米指標
本日は新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景況指数の発表が予定されています。
注目度の高い指標ではありませんが、他に材料がないので、指標発表で動く可能性があります。
新規失業保険申請件数に関しては前回発表値を下回ることができるかに注目。
フィラデルフィア連銀製造業景況指数に関しては、ピークアウトを感じさせない結果が出てくるか注目です。
3)リスク要因
本日は重要イベントが少なく、リスク要因がマーケットに影響すると見ています。
週初めはリスクオフが進みましたが、昨日はリスクオフは後退しています。
リスクオフの後退は一時的なのか、このままリスクオフが後退するのか注目です。
現在リスクオフの要因になっているのは、アフガニスタン問題と中国当局による規制問題です。
どちらも小康状態になり、リスクを織込み、リスクオフは後退していると思います。
また、昨日はFRBの引き締めを懸念して米株価は下落しましたが、こちらも一時的だと考えています。
他の要因からリスクオフにならない限りは、本日もリスクオフは後退すると予想しています。
その他リスク要因
・デルタ株によるコロナ感染拡大と感染拡大による規制
・米国の債務上限問題
・米中リスク
・エルドアン大統領による中銀更迭リスクと更迭によるリラ安リスク
◎本日のイベントスケジュール
8月19日(木曜日)
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率
21:30 USD 米新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
8月20日(金曜日)
08:05 AUD ケントRBA総裁補佐発言
08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)
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