2019年10月30日
カナダ→米国→日本、政策金利発表リレースタート! ~10月30日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、やっと英国議会で方向性が出来てきました!
12月12日に解散総選挙となるようです。
解散総選挙 → 保守党過半数 → ジョンソン離脱協定案で離脱
これがメインシナリオになりそうです。
あと、今回の離脱期限の延期はフレクステンションということで、いつでも離脱できます。
急遽、関連法案が審議され、離脱ということになるかもしれません。
ここは気を付けておきたいところです。
目次
◎本日の注目点
1)FOMC
本日のFOMCでは、0.25%の利下げが予想され織り込まれています。
今回の注目点は、声明文とパウエル議長の記者会見です。
・ISMなど最近の米指標の悪化をどのように見ているのか!?
・今後の経済見通しは!?
・12月の利下げは!?
この辺りが注目されると思います。
景気見通しや12月利下げの行方で、年末の米ドルの方向性が決まってくるかもしれません。
声明文と記者会見に要注目です!
2)カナダ政策金利
カナダは、主要通貨の中で利上げでもなく、利下げでもない中立のスタンスをとっています。
どちらかといえば、ハト派に近いのかもしれませんが、それでも他の中央銀行に比べれば中立スタンスだと思われます。
そのカナダ中銀が、ハト派政策にシフトするのか!?
経済見通しはどうなのか!?
トルドー首相の再選は影響があるのか!?
この辺りについて声明文や記者会見に注目です。
3)豪四半期CPI
本日、オーストラリア四半期CPI(消費者物価指数)が発表されます。
オーストラリアは四半期ごとしかCPI(消費者物価指数)が発表されないので、結果次第で大きく動く可能性のあります。
特に、昨日ロウRBA総裁がハト派発言をしているだけに、弱い結果が出てくれば追加利下げの可能性が高まり、豪ドル売りが加速するかもしれません。
豪四半期CPI(消費者物価指数)に要注目です。
4)米GDP・ADP雇用統計
FOMCを控えて、米重要指標が発表されます。
本日の指標結果で、本日のFOMCに影響するとは思えませんが、声明文や記者会見の経済見通しに影響するかもしれません。
特に指標結果が悪い場合、12月の利下げ確率が高まる可能性が出てきます。
指標の結果に要注目です。
5)その他リスク要因
・イタリアやフランスの予算案問題
・米中関係
・香港デモ
・サウジ、イラン、イスラエル、中東問題
・北朝鮮
・IS(イスラム国)
・Brexit関連
◎本日のイベントスケジュール
10月30日(水曜日)
09:30 AUD 豪四半期CPI(消費者物価指数)
17:55 EUR ドイツ失業率
19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
21:15 USD ADP雇用統計
21:30 USD 米GDP速報値
22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
23:00 CAD カナダ政策金利・声明文発表
10月31日(木曜日)
00:15 CAD ポロズBOC総裁発言
00:30 USD 原油在庫量
02:00 EUR ラウテンシュレーガーECB専務理事発言
03:00 USD FOMC政策金利・声明文発表
03:30 USD パウエルFRB議長記者会見
06:45 NZD NZ建築許可件数
09:00 NZD NBNZ企業景況感指数
09:30 AUD 豪建築許可件数
10:00 CNY 中国製造業PMI
12:00前後 JPY 日銀政策金利・声明文発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見