2020年10月28日
カナダで金融政策発表! 「10月28日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
段々と大統領選挙が近づき、ボラティリティが低下、動きづらい状況が出てきています。
ただトルコリラは安値を更新し続け、対ドルで一時8.2036リラ、対円で12.74円
また、株価は欧米ともに続落しています。
特にスペインやベルギー、フランス、ドイツなどは再度ロックダウンに突入したり、外出規制を導入していることが株価の重しとなっているようです。
目次
◎本日の注目点
1)カナダ金融政策発表
本日はカナダ金融政策発表が予定されています。
予想では金利や緩和政策ともに据え置きとなっているが、一部で追加緩和が噂されている。
ただ、噂程度なので、追加緩和が発表されればカナダ売りになるのではないかと思われます。
米国のコロナ感染拡大に比例して、カナダのコロナ感染者拡大しています。
ただ、米国と違うのは死者数が余り増えていないところです。
このような状況をカナダ中銀がどのように受け止め、今後の経済見通しをどのように見ているか、記者会見にも注目したいと思います。
2)離脱協議
バルニエ主席交渉官がロンドンを訪問して集中協議をしている離脱協議が最終日を迎えます。
もともと22日~25日の予定でしたが、バルニエ主席交渉官は滞在期間を延期して協議を継続していました。
延期してまで協議を継続していることから合意の期待が高まっている反面、一部報道では米大統領選挙の結果を見て協議の合意判断をするのではないかと言われています。
協議が終わる本日、どのような結論が出てくるのかと、ポンドの反応に注目したいと思います。
3)トルコリラ
トルコリラは安値を更新し続けていて、エルドアン大統領は利上げを嫌い、利下げ圧力を中央銀行にかけており、利上げ出来ない状況からリラ安がどこまで続くかわからない状況です。
また、米国との関係が悪化しているトルコは、ロシアとも関係が悪化、地中海資源を巡ってキプロスと揉め、フランス大統領とは罵り合っています。
EU内ではトルコに制裁をかけるべきだと議論されていることから、さらにトルコリラの下落に繋がるのではないかと注目しています。
トルコリラの下落によってユーロなど、主要通貨への影響なども注目です。
◎本日のイベントスケジュール
10月28日(水曜日)
英国と欧州連合(EU)の首席交渉官級による協議(ロンドン、
09:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)
20:00 TRY トルコ中銀金融政策決定会合議事要旨
23:00 CAD カナダ中銀政策金利発表
23:30 USD 原油在庫量
10月29日(木曜日)
00:00 CAD マックレムBOC総裁記者会見
07:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言