2018年8月29日
カナダドル上昇に注目! 2018年8月29日の注目イベント
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎本日の注目イベント
8/29(水曜日)
15:00 EUR ドイツ消費者信頼感指数
15:45 EUR フランスGDP
16:00 TRY トルコ貿易収支
21:30 USD 米GDP
21:30 CAD カナダ経常収支
23:30 USD 原油在庫量
8/30(木曜日)
トルコ休日(戦勝記念日)
02:00 USD 7年債入札
07:45 NZD 建設許可件数
10:30 AUD 建設許可件数
◎本日の注目点
1)NAFTA交渉とカナダドル
昨日、NAFTA再交渉に関する発言が続きました。 メキシコに関しては2国間合意。 カナダに関しては今週にも合意という情報もあります。 また内容に関しても、米国側の譲歩もあったといわれています。 これを受けてカナダドルは大きく上昇。 CAD/JPYに関しては三角持ち合いをブレイク、上昇を始めたのではないかと思います。
2)思ったより強いユーロ
ユーロは2か月続いたレンジを下にブレイクしたことで下落するのかと思いきや、2週間前に折り返し、グングン上昇してきて最近3か月のレンジ上限まで来ました。 ユーロは売り要因が多いなか、なぜ上昇しているのだろう!? 個人的には売り要因が多いと思いますが、現在の売り要因は織り込まれている。 また、ドル安が追い風となっているのではないかと思います。 ただ、ここからのEUR/USDについて考えてみました。
3)欧州リスク!? フラン高
昨日は主要通貨で上昇通貨と下落通貨がハッキリと別れました。 中でも1番強かったのがスイスフラン。 欧州、特にイタリアの財政問題が懸念され、スイスフランが買われたのではないかと思います。 現在のイタリア不安材料は日々変わっていますが、これから注目すべき点をまとめてみました。
4)米国GDP発表
本日は米国GDPが発表されます。 先週行われたジャクソンホール・シンポジウムで、パウエルFRB議長はハト派内容の発言。ドル安が進んでいます。 ドル安が進む中でのGDP発表です。 発言内容に沿った結果が出てくるのか!? 上昇トレンドに転換点となるのか!? 注目したいと思います。
5)トルコ関連
今週に入りジリジリと下落を続けるトルコリラ。 昨日驚きのヘッドラインが出てきました。 WSJによると、ドイツ政府関係者がトルコに対し金融支援を検討。 ただ、国民のしじが得られるか? IMFの支援なしでの金融支援が可能なのか? といった内容でした。 この報道を受けトルコリラは急上昇! その後Bloombergでは、金融支援ではなく、その他の支援を行っていくと否定報道が出てきました。 結果トルコリラは戻して、再度下落し始めています。 注目度が高くなっているだけに、ちょっとしたヘッドラインに大きく反応してしまいます。 本日もヘッドラインに注意したいと思います。
◎保有中のポジションと戦略
CAD/JPYのLongはホールド、追加を考えています。
EUR/USDは ”1.1750” を抜けきれず、反落してくるようであれば再度Shortを考えています。 ただ、月末であることから積極的なトレードは控えたいと思っています。
◎昨日の記録室
昨日の要人発言
トルドー加首相
「トランプ米大統領と本日、NAFTA交渉について電話会談を行
「会談は建設的。進展を歓迎」
「NAFTA交渉成功するよう望む」
ディマイオ伊副首相(伊ファット紙とのインタビューで)
「経済成長の促進を目的とした投資や改革が行なわれれば、財政赤
マース独外相
「アイルランドの国境問題で同意が出来れば、全ての他の未解決問
「アイルランドとハードボーダー(厳しい国境措置)はあってはな
「ブレグジットについては全てのシナリオの準備をしなくてはなら
「ハードブレグジット(合意の無い強硬離脱)がまだ検討されてい
「イランをスイフト・システム(国際送金システム)から除くのは
「イランに残りたい企業に対しては出来るだけ支援したい」
「欧州は今秋アジアと関係を深めるアイデアを話し合う」
「米国が貿易に対して関税をかけることを取り消し、欧州自動車産
メイ英首相
「ブレグジットで合意が無くてもこの世の終わりではない」
マース独外相
「独は無秩序なブレグジットは望んでいなく、合意が出来ることを
プラートECB理事
「忍耐強く、用心深く、持続的な政策が依然必要」
トリア伊経済・財務相
「イタリア政府は財政赤字が対GDP比で欧州連合(EU)基準の
ムニューシン米財務長官
「米カナダ間は問題はないと推測」
「カナダとの貿易は大きな障害はないと予測」
「ユンケル欧州委員長の訪米から進展がある」
「一方向ではなく、中国市場へのより良いアクセスが必要」
カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「米経済は良好。雇用市場は引き続き堅調」
ロス米商務長官
「先週の米中貿易協議で、打開策はなかった」
「米国はメキシコを為替操作国として非難しない」
フリーランド加外相
「ライトハイザーUSTR代表と建設的な協議ができた」
「メキシコが労働や自動車原産地規則について譲歩したことは良い