カナダ中銀・FOMCに注目! 「1月29日の注目点とイベントスケジュール」

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2025年1月29日

カナダ中銀・FOMCに注目! 「1月29日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は前日に急落した米ナスダック指数が反発すると、投資家の過度なリスク回避姿勢が和らぎ円売り・ドル買いを誘い、ドル円は先週末の水準まで戻しました。

 

一部報道で「ベッセント米財務長官は段階的な関税引き上げを計画し、最終的に最大20%まで引き上げる可能性がある」と伝わったほか、トランプ米大統領が「半導体や鉄鋼、アルミなどその他産業への関税を適用する」「2.5%を大幅に上回る一律関税を望む」などの見解を示すと、関税政策によるインフレ懸念から米金利の先高観が強まりドル買いが進みました。

 

本日はカナダ中銀やFOMCから金融政策発表が予定されています。

どちらも織り込み済みとなっているためサプライズがない限りは大きく動かないと思います。

声明文や記者会見でタカ派やハト派な内容が出てきて値動きに繋がらないか注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

カナダ中銀

注目度:高い

織り込み度:0.25%利下げを織り込み済み

バイアス:特になし

ポイント:ターミナルレート(利下げの最終水準)

 

カナダ中銀は6会合連続で利下げとなり、そろそろ利下げ終了が近いのではないかと思われます。

利下げの終了時期、残りの利下げ回数など、ターミナルレート(利下げの最終水準)についてヒントが出てこないか注目です。

利下げ終了が近いとなるとカナダドルは底堅くなってくるのではないかと思います。

 

 

 

FOMC

注目度:かなり高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:ややドル高

ポイント:今後の利下げペース

 

今回のFOMCでは据え置きが予想されており、声明文や記者会見で次回以降の利下げペースについての内容が出てこないか注目されています。

底堅い米国経済に加えて、トランプ政権による関税強化などがインフレ上振れ懸念に繋がることからFRBは利下げの判断を慎重に行うとみられています。

次の追加利下げの時期はいつなのか、年内の利下げ回数はどの程度なのか、判断のポイントは何なのか、この辺を声明文や記者会見から探したいと思います。

より慎重な姿勢が確認できればドル買いが進むのではないかと考えています。

 

 

 

2)経済指標

 

豪CPI(消費者物価指数)

RBAの利下げが近いのではないかと注目されています。

今回は前月分だけでなく、四半期CPI(消費者物価指数)も発表されるため、インフレが落ち着いてきていれば次回会合で利下げの可能性が高まるのではないかと注目しています。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

1月29日(水曜日)

 

09:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)

23:45 CAD カナダ政策金利・声明文発表

 

 

1月30日(木曜日)

 

00:30 USD 原油在庫量

04:00 USD FOMC・政策金利・声明文

04:30 USD パウエルFRB議長発言(記者会見)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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