カナダ政策金利と米CPI(消費者物価指数)に注目! 「12月11日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年12月11日

カナダ政策金利と米CPI(消費者物価指数)に注目! 「12月11日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はRBA理事会が開催され市場予想通り据え置きが決定されました。

声明文で「インフレの上振れリスクは緩和。消費者物価指数は持続的に目標に戻ると確信」とハト派的な見解が示されたことで豪ドル売りが進みましたが、ブロックRBA総裁が「金利引き下げについては議論せず」「インフレ上昇リスクは緩和しているが、消え去ったわけではない」などと述べたことで豪ドルの売りは限定的となりました。

 

本日はカナダ中銀の金融政策発表と米国のCPI(消費者物価指数)が予定されています。

米国のCPI(消費者物価指数)は注目度が高く、結果次第では大きく動く可能性があるので注意しておきたいと思います。

また、カナダ中銀は過去にサプライズ発表したことがあるので注意しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)金融政策

 

カナダ中銀

注目度:高い

織り込み度:0.25%利下げは織り込み済み、一部0.5%の利下げ予想あり

バイアス:カナダドル上値重い

ポイント:利下げ幅と経済見通し

 

今回カナダ中銀は0.25%利下げは織り込まれており、先週の弱い雇用統計から0.5%の大幅利下げ予想が進んできています。

大幅利下げに踏み切るのか、利下げ幅に注目です。

また、声明文の内容に注目しています。

米国でトランプ次期大統領がUSMCA(米国・メキシコ・カナダ貿易協定)の見直しや追加関税について触れたことで、カナダ経済への影響が懸念されています。

トランプ次期大統領による経済への影響が金融政策に影響があるのか、来年の金融政策の見通しについて声明文の内容に注目です。

 

 

 

2)経済指標

 

米CPI(消費者物価指数)

FRBは物価と雇用を目標としており、雇用指標として注目度の高いCPI(消費者物価指数)の結果に注目が集まります。

雇用統計の結果を受けて12月FOMCの利下げ予想は8割を超えています。

CPI(消費者物価指数)の結果が市場予想を下回れば利下げは確実となるのではないかと思います。

 

 

 

豪雇用統計・失業率・労働参加率

豪州の雇用状況を確認するため雇用統計に注目。

雇用や失業率が悪化していれば来年の利下げ期待に繋がるのではないかと思います。

雇用や失業率が良くても労働参加率が低下していれば、正規ではなく非正規ばかりで雇用状況はよくないと受け止められるのではないかと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

12月11日(水曜日)

 

22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)

23:45 CAD カナダ中銀政策金利・声明文

 

 

12月12日(木曜日)

 

00:30 USD 原油在庫量

03:00 USD 米10年債入札

04:00 USD 米月次連邦財政収支

09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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