2023年6月7日
カナダ金融政策発表に注目! 「6月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、注目のRBA理事会は据え置き予想に対しサプライズの利上げを発表しました。
声明文では追加の利上げも示唆されたことから、豪ドルは大きく買われました。
ECBはユーロ圏の消費者予測調査で1年先と3年先のインフレ期待がいずれ
ただ、ラガルドECB総裁が「インフレ率は依然として高水準であり、欧
本日はサプライズの過去があるカナダ中銀の金融政策発表があります。
米国の先行指標としても注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
カナダ中銀
注目度:やや高い
織り込み度:据え置きを織り込み済み
バイアス:カナダドル買い
ポイント:声明文の内容
カナダ中銀は前回の声明文で「CPI上昇率は今年半ばに約3%まで急速に低下する」
なので現状の金利を維持することでインフレは落ち着くと予想しています。
ただ、4月CPI(消費者物価指数)は前年比4.
この結果を受けて声明文の内容がタカ派に修正されているのかに注目しています。
さらに、7月や8月にインフレが落ち着かないようであれば追加利上げの可能性も出てくるのではないかと思います。
2)経済指標
豪四半期GDP
豪州はインフレが鈍化するのではなく、加速しています。
豪州の経済が底堅く推移するのであればRBAの追加利上げの追い風となるのではないかと思います。
四半期GDPの結果が市場予想を上回れるのか注目です。
3)リスク要因
リスク要因として注目されていた債務上限問題は上下両院の法案可決をもってデフォルトは回避されました。
ただ、銀行の信用不安は残っていると思います。
イエレン財務長官は銀行幹部らに「一連の銀行破
銀行からの資金流出、銀行への規制強化、破綻や合併など銀行に関するヘッドラインが出てこないか注目です。
銀行の信用不安が広がるとリスクオフが進み、FRBの利上げ期待後退、年内利下げ期待が高まるのではないかと思っています。
また、今週はFOMCを控えてブラックアウト期間に入っており、要人発言がありません。
米ウォールストリート・ジャーナルのFEDウォッチャー、
◎本日のイベントスケジュール
6月7日(水曜日)
10:30 AUD 豪四半期GDP
16:50 EUR デギントスECB副総裁発言
17:30 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
18:10 EUR パネッタECB専務理事発言
21:00 EUR ブイチッチ・クロアチア中銀総裁発言
21:30 CAD カナダ貿易収支
21:30 USD 米貿易収支
23:00 CAD カナダ中銀政策金利・声明文
23:30 USD 原油在庫量
6月8日(木曜日)
04:00 USD 米消費者信用残高