カナダ雇用統計に注目! 「6月9日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年6月9日

カナダ雇用統計に注目! 「6月9日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は大きなイベントも少なく様子見ムードとなりそうでしたが、米国の失業保険申請件数が市場予想よりも悪化していることが発表されると労働市場の緩和、米国の景気後退懸念に繋がり米ドルが大きく売られました。

 

米国とイランの間で暫定的に核合意が結ばれるとの報道が出たことで原油価格が低下、カナダドルが売られる展開となっています。

ただ、その後ホワイトハウスから否定報道が出ています。

 

本日はカナダの雇用統計があります。

その他には大きなイベントも要人発言もないので様子見になるのではないかと思っています。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

カナダ雇用統計

カナダの雇用状況を確認することでカナダの経済状況を確認したいと思います。

先日のカナダ中銀ではサプライズ利上げが発表され、雇用状況の逼迫が指摘されています。

今回の雇用統計で雇用の逼迫が確認されると追加利上げの追い風となるのではないかと思います。

 

 

 

2)リスク要因

 

リスク要因として注目されていた債務上限問題は上下両院の法案可決をもってデフォルトは回避されました。

ただ、銀行の信用不安は残っていると思います。

イエレン財務長官は銀行幹部らに「一連の銀行破綻を受け一段の銀行合併が必要になる可能性がある」と警告したとの報道もあり、次の銀行破綻や合併が発表されるのではないかと注目が集まっています。

銀行からの資金流出、銀行への規制強化、破綻や合併など銀行に関するヘッドラインが出てこないか注目です。

銀行の信用不安が広がるとリスクオフが進み、FRBの利上げ期待後退、年内利下げ期待が高まるのではないかと思っています。

 

また、今週はFOMCを控えてブラックアウト期間に入っており、要人発言がありません。

米ウォールストリート・ジャーナルのFEDウォッチャー、ニック・ティミラオス記者などのツイートで動く可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

あと、トルコリラの下落には注意しておきたいと思います。

トルコは先週末の大統領選挙で、エルドアン大統領が再選したことでトルコリラの下落が止まりません。

日々、トルコリラは安値更新しており、どこかのタイミングでクラッシュするのではないかと思います。

トルコリラのクラッシュ、デフォルトは欧州の銀行に影響が出てくるので、リスクオフが進むのではないかと注目しておきたいと思います。

 

中国やイランと米国の報道も出てきています。

楽観的になっているだけにヘッドラインには注意しておきたいと思います。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

6月9日(金曜日)

 

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

15:30 NOK ノルウェーCPI(消費者物価指数)

17:00 EUR デギントスECB副総裁発言

19:45 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言

21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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