2024年8月9日
カナダ雇用統計に注目! 「8月9日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米国の失業保険申請件数が市場予想よりも改善されていたことで米金利が上昇しドル買いで反応、146円付近で推移していたドル円は22時30分過ぎに一時147.
最近注目度が低下し反応が薄くなっていた失業保険申請件数ですが、昨日の結果でここまで動いたことが驚きました。
それほどにマーケットが先週末の雇用統計の結果で悲観的になっており、雇用市場への注目度が高まっていたのだと確認させられました。
本日はカナダ雇用統計に注目しています。
また、今週はボラティリティが高まり、上下に大きく動いた後の週末です。
3連休・お盆前ということもありポジション調整の動きに注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
日銀の金利を巡り株価が急騰・急落、米国株などの急落も併せてリスク要因が注目されています。
先週発表された米指標が市場予想よりも弱かったこと、日銀が利上げしたうえで追加利上げの可能性を匂わせたことで日米の株価下落、日米から波及してオセアニアや欧州の株価も下落するなど世界的株価下落となっています。
月曜日の日経平均は、-4,451.28円の下落、-12.4%の下落となりました。
日経平均の下落幅はリーマンショックや9.11ショックや東日本大震災、ブラックマンデーの下落幅を超えて過去最大の下落幅となりました。
ただ、下落率でみるとブラックマンデーに次ぐ、過去2番目の下落率となっています。
火曜日の日経平均は3217.04
水曜日に、従来タカ派とされる内田日銀副総裁が「金融市場が不安定な状況では利上げをすること
木曜日には、最近注目度が下がっていた失業保険申請件数が改善すると、先週発表された雇用統計の結果を受けて悲観的になっていたリスクセンチメントが改善し、米国株は上昇しリスクオフが後退しています。
景気や利上げ・利下げなどのリスク要因以外にも、米国大統領選挙や中東情勢などのリスク要因もあります。
再度リスクオフが進むのか?
リスクオフが後退するのか?
本日もリスク要因が注目される相場になるのではないかと考えています。
2)経済指標
カナダ雇用統計・失業率
カナダは2会合連続で利下げをし、年内追加利下げの可能性が注目されています。
先週発表された米国の雇用統計は市場予想より弱い結果となっており、隣国のカナダも弱い結果になるのではないかと注目されています。
カナダの雇用統計が市場予想よりも弱い結果となると、追加利下げ期待が高まりカナダドル売りが加速するのではないかと思います。
◎本日のイベントスケジュール
8月9日(金曜日)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
15:00 NOK ノルウェーCPI(消費者物価指数)
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
8月10日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント