2021年2月7日
コロナ後高水準の米金利に注目! 「2月8日週の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週は注目の英中銀で、マイナス金利導入を否定されたことでポンドは急騰。
ポンドはそのままじり高となっています。
また、注目されていたロビンフッターの動きは落ち着き、マーケットも落ち着きを取り戻しています。
今週はトランプ前大統領の弾劾裁判が始まりますが、トランプ大統領の影響力を失いたくない共和党は、弾劾決議に賛成することは出来ないと思われます。
なので、上院議会で約半数の議席を持つ共和党の賛成を得られなければ、弾劾に必要とされる2/3の票を獲得するのは難しく、弾劾には届かないと思われます。
大統領職から離れても、何かと話題のトランプ前大統領は今週も注目されそうです。
目次
◎今週の注目点
1)米金利
先週の米金利は上昇し、コロナ後の最高水準1.18%まで上昇しています。
1月からの米金利の上昇に伴い、米ドルも上昇していることから今週も米金利の動向に注目が集まります。
今週の金利が動きそうなポイントは以下です。
米国債入札
今週は3年・10年・30年米国債の入札が予定されていて、国債の発行額は多めだと言われています。
入札で金利が下落するのか、上昇するのか注目しています。
経済指標
米CPI(消費者物価指数)やミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されていて、指標結果を受けて金利が動く可能性があります。
追加経済対策案
バイデン政権が進める追加経済対策案を、民主党が強行採決で通過させる可能性が高くなっています。
1.9兆ドル規模の追加経済対策案は、国債の増発に繋がると思われ金利の上昇に繋がります。
逆に、強行採決せずに、共和党と協議し減額するようであれば金利の低下に繋がると思われます。
追加経済対策案の進展に注目しておきたいと思います。
2)欧州
イタリアでは政権樹立で揉めていて、政治リスクとなっています。
先週急遽話題にあがったのが、ドラギ前ECB総裁の首相論です。
ドラギ前ECB総裁が連立政権樹立に動くと報道されており、うまくいくのか注目されています。
問題なく連立政権樹立となれば、政治リスクの後退に繋がり、ユーロの下支えとなるのではないかと注目しています。
また、ユーロ圏では、マイナス金利の深掘りについて賛否両論上がっています。
ユーロ高懸念発言とともに、マイナス金利の深掘りを推奨する発言が続くようであれば、ユーロの重しに繋がるのではないかと注目しています。
逆に、マイナス金利の深掘りに否定的な発言が続けば、ユーロの下支えに繋がるのではないかと思います。
先週、ユーロドルは大きな節目1.200ドルを割り込んだことで、ユーロは下落基調となっています。
上記2点と合わせて、ユーロの動きに注目です。
◎今週のイベントスケジュール
2月8日(月曜日)
2月9月(火曜日)
02:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
09:30 AUD 豪NAB企業信頼感指数
21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
2月10日(水曜日)
03:00 USD 米3年債入札
08:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
16:00 GBP 英GDP
16:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
22:00 EUR パネッタECB専務理事発言
22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
2月11日(木曜日)
中国休場(春節)
00:30 USD 原油在庫量
03:00 USD 米10年債入札
04:00 USD 米月次財政収支
04:00 USD パウエルFRB議長発言
22:30 USD 米新規失業保険申請件数
2月12日(金曜日)
中国休場(春節)
G7財務相・中央銀行総裁会議(オンライン)
03:00 USD 米30年債入札
04:00 MXN メキシコ政策金利発表
2月13日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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