2019年9月16日
サウジ石油施設攻撃の影響はどこまで拡大!? ~9月16日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
週末にサウジ石油施設攻撃の情報が出たことで、週明けの為替市場は円高方向に窓開けスタートしています。 WTI原油価格は先週終値54.5ドルから、一時63ドルまで跳ね上がっています。
報道を見ていると、「無人ドローン10機で攻撃」や「イランからの巡航ミサイルで攻撃」「サウジの自作自演説」など、様々な見解が出ています。
FOMCや日銀金融政策決定会合を控えて、また東京市場休場で様子見ムードになりそうだった月曜日が慌ただしくなりそうです。
目次
◎本日の注目点
1)サウジvsイラン
14日にサウジ石油施設が攻撃を受け約50%の生産が停止、日量570万バレル(世界の石油供給量の5%相当)の生産が減少すると言われています。 米国はサウジを支援するとしています。 また、ポンペオ国務長官は、今回の攻撃の背景にはイランがいると批判しています。
攻撃による火災は沈下したようですが、復旧にどれだけの時間がかかるのかは不明です。 それまでは、備蓄している原油を使うことでマーケットへの影響を軽減させるようですが、どこまで対応できるかも不明です。
このまま、沈静化してくれればいいのですが、サウジから報復なんてことになればリスクオフになるのではないかと思います。
本日は東京市場が休場なので、欧米市場でどのような反応をするのか、特に米国がどのような反応を示してくるのかに要注目です。
2)米中関係
先週に引きつづき、米中関係が好転していくか注目です。 対中追加関税を延期、対米報復関税の一部を除外と、米中ともに歩み寄っているようにも見えます。 ただ、これが本心なのかといえば、違うように思います。
なので、いつ手のひら返しがあるのか注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
9月16日(月曜日)
11:00 CNY 中国鉱工業生産
17:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
20:15 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
9月17日(火曜日)
06:00 NZD Westpac消費者信頼感指数
10:30 AUD RBA理事会議事要旨