2020年8月23日
ジャクソンホール・シンポジウムに注目が集まる! 「8月24日週の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今週は、週末に指標が集中していることや、ジャクソンホール・シンポジウムが27日と28日の2日間予定されていることから、週の前半は様子見姿勢が強くなるのではないかと予想しています。
特に最近は、ドルがマーケットの中心だったことから、FOMC議事録発表後に調整買いが出たことで方向感を模索している状況です。
ジャクソンホール・シンポジウムでドルに方向感が戻るのではないかと注目されています。
また、今週から夏安MPCをとっていた市場参加者が戻ってきます。
マーケットの流動性も戻ってくるのではないかと期待しています。
目次
◎今週の注目点
1)ジャクソンホール・シンポジウム(テレビ会議)
テーマは「今後10年の進路:金融政策にとっての意
例年注目度の高い「ジャクソンホール・シンポジウム」が、今年はコロナ禍ということと、初めてのテレビ会議方式ということで、注目度は例年よりも高くなっている。
特にFRB議長は政策の枠組みの見直しで講演するのではないかとみられていることも注目度を上げている。
また、今回のテーマは「今後10年の進路:金融政策にとっての意
今後の10年ということは、コロナ対応の大規模緩和の出口戦略についても触れられるのかに注目しています。
中銀の金融政策の限界も見えていることから、中銀の今後の役割についても注目しています。
2)米大統領選挙
24日から米共和党大会が予定され、大統領選挙が本格化していきます。
今回はほとんど影響はないと思われますが、トランプ大統領の元戦略官バノン氏が詐欺罪で逮捕。
タイミング的に大統領選挙でトランプ攻撃のための逮捕ではないかとも思われます。
これから、両陣営に対する攻撃や発言等も出てくると思われ、マーケットに対しても影響が出始めるのではないかと思います。
大統領選挙の動向に注目です。
3)ユーロ圏指標
先週のドイツとユーロ圏の製造業・サービス業・総合PMIが予想外に悪かったことから、ユーロは上値が重たくなっています。
IMM通貨先物ポジションでユーロは買いポジションが過去最大まで積みあがっています。
今回のPMIや来週の欧州指標をキッカケに、調整売りが出てこないか注目しています。
また、ユーロの実効レートも直近5年間で高値にきています。
ユーロの調整売りに注目。
ユーロ実効レート
◎今週のイベントスケジュール
8月24日(月曜日)
米大統領選共和党全国大会(27日まで)
07:45 NZD 四半期小売売上高
8月25日(火曜日)
米大統領選共和党全国大会(27日まで)
15:00 EUR ドイツGDP(4~6月期)
17:00 EUR ドイツIFO景況指数
23:00 USD 新築住宅販売戸数・消費者信頼感指数
8月26日(水曜日)
米大統領選共和党全国大会(27日まで)
02:30 CAD シェンブリBOC副総裁発言
04:25 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
07:45 NZD NZ貿易収支
20:00 MXN メキシコGDP(4~6月期)(確定値)
20:30 EUR シュナーベルECB専務理事発言
21:30 USD 米耐久財受注
23:00 CAD ウィルキンスBOC副総裁発言
23:30 USD 原油在庫量
8月27日(木曜日)
米大統領選共和党全国大会(27日まで)
ジャクソンホール・シンポジウム(テレビ会議)
01:00 GBP ホールデンBOE外部理事
14:45 CHF スイスGDP(4~6月期)
20:00 TRY トルコ金融政策検定会合議事要旨
21:30 USD 米GDP(4~6月期)(改定値)
22:10 USD パウエルFRB議長発言
23:00 USD 中古住宅販売保留
8月28日(金曜日)
ジャクソンホール・シンポジウム(テレビ会議)
00:00 MXN メキシコ政策金利決定会合議事録
00:15 CAD マックレムBOC総裁発言
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
16:30 SEK スウェーデンGDP(4~6月期)
18:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)
21:30 USD 米PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
22:05 GBP ベイリーBOE総裁発言
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
8月29日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント