トランプ前米大統領の米大統領選候補者指名受諾演説に注目! 「7月18日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年7月18日

トランプ前米大統領の米大統領選候補者指名受諾演説に注目! 「7月18日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は東京昼過ぎに伝わった「米国が対中半導体規制でさらなる厳しいルールを検討していることを同盟国に警告」をきっかけとしたリスク回避の動きから円買いドル売りが進み、米大統領選の共和党候補に指名されたトランプ前大統領が通信社とのインタビューで「米国はドル高により大きな問題を抱えている」と述べ、足もとのドル高をけん制したほか、河野太郎デジタル相が円安是正のため、日銀に政策金利を引き上げるよう求めたと伝わると、円買い・ドル売りが加速し、ドル円は4時過ぎには一時156.07円と6月12日以来の安値を付けました。

 

本日はECB理事会が予定されています。

ただ、注目しているのはトランプ前米大統領の米大統領選候補者指名受諾演説です。

マーケットが大統領選挙後のトランプラリーに注目しているのでトランプ発言に敏感に反応していることから、トランプ前米大統領の米大統領選候補者指名受諾演説に注目しておきたいと思います。

目次

◎本日のイベントスケジュール

 

1)金融政策

 

ECB理事会

注目度:高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:ユーロの上値重い

ポイント:年内追加利下げの可能性

 

ECBは6月の理事会で利下げを決定しました。

2会合連続で利下げはないとの予想で今回は据え置き予想となっています。

注目は年内の追加利下げの可能性と、追加利下げが実施されるなら回数と時期に注目でしています。

追加利下げに関するヒントが出てこないか、声明文やラガルドECB総裁の記者会見に注目です。

 

 

 

 

2)要人発言

 

昨日はトランプ前大統領が「米国が対中半導体規制でさらなる厳しいルールを検討していることを同盟国に警告」と発言したことでマーケットはリスクオフの流れになり、「米国はドル高により大きな問題を抱えている」と発言したことで円買いが大きく進みました。

マーケットはトランプ前大統領の当選を確実視しており、大統領選挙後のトランプラリーを織り込むためトランプ発言に注目し、敏感に反応しています。

 

パウエルFRB議長は先週の議会証言で年内インフレ低下の可能性に言及し、FRBはインフレだけ懸念しているわけではなく雇用市場・景気後退にも注視していると発言しています。

インフレからデュアルマンデートに重きを置き、年内2回の利下げの可能性を示唆しました。

ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁やウォラーFRB理事からは利下げに前向きな発言が出てきたことで米金利が低下しています。

月末にFOMCを控えて来週からブラックアウト期間に突入します。

今週は他のFOMCメンバーから年内2回の利下げについてどのような発言が出てくるのか、9月利下げスタートについて発言が出てくるのか注目です。

 

ECBは6月理事会で利下げを決定し、年内のこり2回の利下げ予想が多いようです。

2回以上の利下げ観測が出てくるようであればユーロ売りが進むのではないかと思います。

また、フランス下院議会選挙では予想外の左派政党が第1党となり政治不安が懸念されています。

政治不安が経済や金融政策に影響があるのかにも注目です。

 

英中銀は8月利下げ予想がメインシナリオとなっていましたが、昨日のMPCメンバーのインフレ懸念の発言から8月利下げ期待が後退しています。

8月利下げに前向きなのか、利下げ時期先送りなのかMPCメンバーの発言に注目です。

 

カナダは先週の雇用統計を受けて再度利下げ期待が高まっています。

追加利下げに後ろ向きな発言が出てくるのか、それとも追加利下げに前向きな発言が出てくるのか注目です。

 

豪州は強いCPI(消費者物価指数)の結果を受けて、追加利上げの可能性が出てきました。

追加利上げの可能性があるのか、発言内容に注目です。

 

 

 

3)リスク要因

 

円安・円買い介入

先週木曜21時半のCPI(消費者物価指数)が市場予想を下回りドル円が約1円下落したのち、ドル円は介入のような動きで一時157円台まで急落しました。

介入が実施されたとの確定報道はないものの、日銀関係者の話として介入の実施をテレビ朝日が報じ、当座預金の増減予想から介入規模は3兆円規模とみられると日経新聞が報じています。

また、金曜早朝8時半ごろに再度介入のような動きでドル円が約1円強の下落、日経新聞はレートチェックと報じています。

一部では神田財務官が7月末で退任するにあたって「円安を食い止められなかった財務官」との不名誉にならないため160円を阻止しているのではないかと噂されています。

ホントかどうかはわかりませんが、160円台に再度突入することがあれば介入には注意しておきたいと思います。

また、実弾介入だけでなくレートチェックや口先介入にも注意しておきたいと思います。

 

 

 

フランス政治不安

フランスは極右政党の躍進や左派連合が第1党になり、過半数を獲得する政党がいない中で連立政権の樹立に向かって動いています。

今後、どのような政権が誕生するか注目ですが、どのような政権が樹立しても意思決定や債務管理が困難になるのではないかと、格下げの可能性が注目されています。

フランスの格下げにより独仏スプレットの拡大からユーロ売りに繋がらないか注目です。

 

 

 

4)経済指標

 

英雇用統計・失業率・平均賃金

英国は利下げ期待が後退しています。

雇用統計が強い結果となるようであれば利下げ期待が後退するのではないかと思います。

中でも注目したいのが失業率で、市場予想よりも弱い結果が出てくると政権からの利下げ圧力に繋がるのではないかと注目しています。

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

7月18日(木曜日)

 

欧州連合(EU)議会、欧州委員長の再任採決

トランプ前米大統領、米大統領選候補者指名受諾演説

 

15:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金

21:15 EUR ECB理事会・政策金利・声明文

21:30 USD 米失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数

21:45 EUR ラガルドECB総裁記者会見

 

 

7月19日(金曜日)

 

02:00 USD 米10年債入札

02:45 USD ローガン・ダラス連銀総裁発言

07:05 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

7月18日(木曜日)

 

欧州連合(EU)議会、欧州委員長の再任採決

トランプ前米大統領、米大統領選候補者指名受諾演説

 

10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

15:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金

21:15 EUR ECB理事会・政策金利・声明文

21:30 USD 米失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数

21:45 EUR ラガルドECB総裁記者会見

 

 

7月19日(金曜日)

 

02:00 USD 米10年債入札

02:45 USD ローガン・ダラス連銀総裁発言

07:05 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)

08:45 USD ボウマンFRB理事発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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