2021年1月7日
トリプルブルーに対するマーケットの反応に注目! 「1月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の東京時間から始まったジョージア州の上院議会選挙の開票作業は接戦の為、開票作業に時間がかかっています。
ただ、複数の報道で民主党候補が2議席獲得したと報じられ、民主党政権は政権運用がしやすい状況となりました。
この結果が、今までのトレンドであるドル安からドル買いトレンドの転換点となるのか、マーケットの反応が気になります。
目次
◎本日の注目点
1)米金利
昨日米金利が上昇して10年債利回りが1%を超えてきました。
米金利上昇により、ドル買い需要が出てこないか注目です。
ジョージア州の上院議会選挙は民主党候補が2議席獲得したと報じられ、上下両院と大統領を民主党が確保するトリプルブルーとなりました。
トリプルブルーとなり民主党は政権運用がしやすくなり、追加の大規模経済対策案が期待され、財源確保のため大量の国債が発行されるとの思惑から国債の金利が上昇しています。
米金利上昇によるドル買いが一時的に出てきています。
本日NY市場がトリプルブルーを織込んでいく過程で、米金利がさらに上昇していくようであれば、ドル買いが進む可能性が出てきます。
今まで大量に売られていた米ドルの買い戻しに繋がる可能性があるので、米金利と米ドルの相関性の要注目です。
2)米株
昨日の米株は大きく上昇、ダウ平均は史上最高値を更新しました。
このまま株価上昇が続くのか注目です。
ジョージア州の上院議会選挙で民主党候補が勝利、トリプルブルーとなったことで米株は上昇しています。
トリプルブルーとなった場合、民主党政権による大規模な追加経済対策案やインフラ投資の拡大などが期待から株価の上昇に繋がる可能性と、民主党政権は増税などの懸があり、増税懸念から株価下落の可能性のどちらも予想されていました。
昨日の株式市場の反応を見ていると、追加経済対策案やインフラ投資の拡大期待のほうが注目され、株価の上昇に繋がっていると思われます。
この流れが本日も続くのか、株価の動きに注目です。
3)ISM非製造業景況指数
先日発表されたISM製造業景況指数は驚きの結果が出てきただけに、本日発表されるISM非製造業景況指数にも注目が集まっています。
先日のISM製造業景況指数は「60」を超えるというかなり強い結果、また予想を大きく上回る結果となりました。
ただ、コロナ禍でも製造業は稼働出来ましたが、サービス業は短縮営業やロックダウンなど先行き不安は大きいのではないかと思われます。
サービス業の先行きを計るISM非製造業景況指数が強い結果が出てくるか注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
1月7日(木曜日)
09:30 AUD 豪貿易収支・住宅建設許可件数
18:30 GBP 英建設業PMI
19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
22:30 USD 米貿易収支
22:30 CAD カナダ貿易収支
23:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
23:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
1月8日(金曜日)
00:00 USD ISM非製造業景況指数
00:00 CAD IveyPMI
02:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
03:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言
05:50 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
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