2021年9月24日
ドイツ選挙を控えてポジション調整! 「9月24日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はFOMC明けで、欧米市場がFOMCの内容を消化する展開。
特に米国は利上げ期待の前倒し期待から米金利は上昇し、1.4%台まで上昇、ドル買いが進みました。
英国では金融政策が発表され、金利や量的緩和は据え置きでしたが、引き締め票が2票入ったことで引き締め期待が高まりポンド買いとなっています。
同時に発表されたトルコ中銀金融政策発表ではトルコリラの利下げが決定しています。
発表を受けてトルコリラは売られ、対ドルではトルコリラは最安値を記録しました。
中国恒大集団はポジティブな内容と、ネガティブな内容の報道が出てくる展開。
報道内容に一喜一憂する展開が続いています。
いま、中国恒大集団はマーケットの注目を集めており、報道内容に敏感に反応するようになっています。
本日は週末です。
週末にはドイツ選挙が控えているので、ポジション調整には気を付けておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
本日は各国要人発言が多数予定されていて注目です。
特に政策発表後なので、政策発表内容の詳細やヒントに注目です。
米国は年内テーパリング開始が濃厚となったことで、次の焦点は利上げ時期に移っています。
9月のドットチャートで利上げ期待が進んでいたことで米金利は上昇しています。
利上げ時期の注目は22年に利上げ開始なのか、23年に利上げ開始なのかです。
なので、ポイントは22年の投票権を持つFOMCメンバーが利上げについてどのような考えを持っているかです。
英国は、昨日の政策発表で引き締めに2票入ったことで引き締め期待が高まっています。
引締めに投票したのはラムスデンBOE副総裁とソーンダースBOE外部理事の2名。
その他のMPCメンバーから引き締めなどタカ派発言が高まると、引き締め期待が高まりポンド買いに繋がるのではないかと注目しています。
米英が引き締めに向かう中、欧州では銅なのかが気になります。
一部ではPEPPを終了した場合は、APPを拡大するべきなどの声も出てきており、正常化に向けてどのような考えを持っているのかに注目です。
2)ドイツ選挙
週末、日曜日にドイツ総選挙が実施されます。
月曜午前に開票結果が出てくるのではないかと思われ、月曜窓開けの可能性があるので、本日はポジション調整やリスク管理はしっかりとしておきたいと思います。
ドイツでは16年ドイツをまとめてきたメルケル首相が引退し、後任を誰にするのかを決める選挙が混迷を極めています。
メルケル首相が所属する与党CDU党は支持率を落とし2番手、野党SPD党は徐々に支持率を伸ばし1番手、環境問題などを中心とする緑の党は一時1番手まで支持率を伸ばしましたが現在は3番手となっています。
ただ、どの政党も支持率20%前後と大差はなく、後残り1週間で支持率が変わり第1党がどの政党になってもおかしくない状況です。
政党が変わればドイツの政治方針も変わる可能性があり、支持率の変化が日々注目される展開が続くのではないかと思われます。
ドイツはEU最大の経済国です。
そのドイツの政治方針が変われば、EUにも大きな影響が出てきます。
なので、今回のドイツ選挙はEUにとっても大事な選挙で注目を集めています。
◎本日のイベントスケジュール
9月24日(金曜日)
17:30 EUR ドイツIFO景況指数
20:50 EUR エルダーソンECB副総裁発言
21:45 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(2022年投票権)
22:00 GBP テンレイロBOE外部理事発言
22:15 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
23:00 USD パウエルFRB議長、クラリダFRB副議長、ボウマンFRB理事発言
23:00 GBP テンレイロBOE外部理事発言
23:00 USD 米新築住宅販売戸数
23:05 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言(2022年投票権)
9月25日(土曜日)
01:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
22:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
9月26日(日曜日)
ドイツ連邦議会選挙(総選挙)
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