2019年12月11日
ドットチャートとパウエルに注目のFOMC! 「12月11日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はドイツの景況感指数が大幅改善したことでユーロ買いの要因となりました。
ドル円は追加関税第4弾が延期されるというような報道で一時上昇したものの、クドローNEC委員長からは否定発言が出てきています。
米中協議・追加関税第4弾に関する観測報道で振り回されています。
また上昇を続けていたポンドですが、早朝に発表されたYouGov獲得議席予想で保守党が獲得議席数予想が伸び悩んだ(減らした)ことでポンドは大きく売られました。
個人的には、誤差の範囲で保守党が過半数を獲得できず、ハングパーラメントの可能性が出てきたのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)FOMC
本日は据え置きが予想されています。
注目はパウエルFRB議長の記者会見と3・6・9・12月に発表されるドットチャートです。
来年の金利見通しがどうなっているか、追加の利下げを考えているのか、利下げは打ち止めで引き締めに向かうのかが気になるところです。
前回のドットチャートです↓↓↓
2)米中協議
米中協議・12月15日スタートの追加関税第4弾に関するヘッドラインで迷走しています。
一部報道で追加関税第4弾は延期になるのではという報道からドル円急騰したかと思えば、クドローNEC委員長から否定発言が出てきました。
あと残り4日でつか関税がスタートしてしまいます。
観測報道ではなく、確定報道が待たれます。
3)英国総選挙
本日発表のYouGov獲得議席予想では、前回:保守党359議席、労働党211議席 から今回:保守党339議席、労働党231議席と保守党は議席予想が少なくなり、労働党は議席予想を伸ばしています。
定数は650議席ということで、誤差が出ただけで保守党の過半数獲得が怪しい状況になってきました。
予想が発表された後、ポンドは売られています。
英国選挙は明日投票が始まり、即日開票に入ります。
ポンドは選挙の出口調査や、開票速報に振られる状況になってくると思われます。
◎本日のイベントスケジュール
12月11日(水曜日)
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
17:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
12月12日(木曜日)
00:30 USD 原油在庫量
04:00 USD FOMC政策金利・声明文発表
04:30 USD パウエルFRB議長記者会見