2019年2月14日
ドルインデックスがブレイク寸前、ドル高進むのか!? ~2月14日の注目点とスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はリスクオフの緊張緩和から株価は堅調。 NZ中銀(RBNZ)の声明文はハト派にふれなかったことなどから、オセアニア通貨の買い戻しが出てきています。 また、米CPI(消費者物価指数)の結果からドル買いは始まり、ドルインデックスは直近高値まで来ています。
このままドル高、ドルインデックスは高値更新・ブレイクしていくのか、ユーロドルは下値更新していくのか注目が集まっています。
目次
◎本日の注目点
1)米国予算リスクとドル高
米国予算期限を明日に控えて、合意に向かって進んでいるようです。 完全合意とまではいっていませんが、進展していることでリスクオフの巻き戻し、株価は上昇しています。 気を付けるべきは、ギリギリで予算案合意出来ず! なんてことになると、一気にリスクオフに傾きかねません。
また、国外では米中関係、米中通商協議が行われています。 こちらも、悪い情報は出てきていません。 少しづつは進展しているようですが、こちらも急に決裂なんてことになるとリスクオフに傾くと思われます。
上記のように合意に向かってはいるものの、リスクを抱えている米国ですが、経済指標の結果を見る限り強い経済、景気の良さは出てきています。 また、他の国を見渡して買える通貨が少ないことから米ドルが買われています。 ドルインデックスが高値節目まで来ています。 ドルインデックスの節目をブレイクすると、もう一段のドル高が来るかもしれません。 ドルインデックスにも注意したいと思います。
米ドルについては、以下も参照ください↓↓↓
米ドル最強伝説!? なぜドルは買われるのか!? ~2月11日ドル買い戦略~
2)欧州景気・政治
昨日、急に出てきた!? 今まで気にしていなかったスペインから、解散総選挙の懸念が出てきました。 予算案を巡って、合意出来ずに否決との報道。 解散総選挙が濃厚との報道が出ました。 この報道で、ユーロが大きく売られたという反応は見られませんでしたが、間違いなくネガティブな要因です。 その他にもイタリアやフランスなども、政治混乱を抱えています。
また、欧州圏の各国で景気後退が懸念されています。 そんな中、本日はドイツGDPが発表されます。 ドイツGDPの結果が下振れするようであれば、ユーロは売られ、下掘り・安値ブレイクしていく可能性があります。 要注目していきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月14日(木曜日)
米中閣僚級通商協議
16:00 EUR ドイツGDP
18:30 GBP ブリハBOE外部理事発言
19:00 EUR ユーロ圏雇用者数増減・GDP
22:30 USD 小売売上高
2月15日(金曜日)
米中閣僚級通商協議
米国暫定予算期限
米国債償還・利払い
01:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
05:45 AUD ケントRBA総裁補佐発言
06:30 NZD NZ購買担当者指数