ドル円は上昇を継続?口先介入は継続? 「9月27日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年9月27日

ドル円は上昇を継続?口先介入は継続? 「9月27日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は米長期金利が上昇し、米10年債利回りが一時4.5622%前後と2007年10月以来の高水準を記録、金利上昇に伴ってドル買いが進みました。

 

また、日銀の大規模緩和やエネルギー価格の上昇による輸入物価の上昇から貿易収支の悪化が懸念され、円安が進んでいます。

ドル高円安が進み、ドル円は一時149.19円と昨年10月25日以来の高値を付けました。

昨日、鈴木財務相が午前と午後の2回にわたり「(為替について)高い緊張感をもって市場動向を見ている」と発言したことで、介入に関する本気度が伝わったことで介入警戒感が高まり、ドル円は一時148.70円台まで急落する場面がありました。

 

本日もドル円の動向と口先介入など介入に警戒する展開となるのではないかと思っています。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

豪CPI(消費者物価指数)

先日公表されたRBA理事会議事要旨では「金融政策のさらなる引き締めが必要となる可能性があるとの認識で一致」などの見解が示されたが、RBAは3会合連続で据え置きを発表しています。

今回のCPI(消費者物価指数)が市場予想を下回り、インフレの低下傾向が確認されれば次回理事会でも据え置き予想が強くなり、利上げ終了が見えてくるのではないかと思います。

利上げ終了が意識されれば豪ドル売りが進むのではないかと注目しています。

 

 

 

2)円安・介入警戒

 

先週発表されたFOMCはややタカ派、日銀は大規模緩和を継続と、金融政策の差からドル高円安が進みやすい状況となっています。

金融政策発表後にドル円は年内高値である148.46円まで上昇しています。

昨年の9月にはFOMC発表後に日銀が緩和継続の発表をして円安が進み、その後に円買い介入を実施しています。

今週に入りドル円は引き続き上昇傾向にあり、一時149.19円と昨年10月25日以来11カ月ぶりの高値を付け、昨年の介入警戒水準に達しており円買い介入に注目が集まっています。

また、昨日は鈴木財務相が午前と午後で二回「(為替について)高い緊張感をもって市場動向を見ている」と発言したことで介入警戒感が高まっています。

本日もレートチェックや口先介入のレベル感と併せて、円買い介入に注視しておきたいと思います。

 

以下、去年の口先介入時のものです。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

9月27日(水曜日)

 

10:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)

21:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言

21:30 USD 米耐久財受注

23:30 USD 原油在庫量

 

 

9月28日(木曜日)

 

01:45 CHF ジョーダンSNB総裁発言

02:00 USD 米5年債入札

10:30 AUD 豪小売売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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