2022年6月13日
ドル円は135円を伺う展開、円安は容認か!? 「6月13日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週は円安が進み、ドル円は135円を伺うところまで上昇しました。
今週後半にFOMCや英中銀の金融政策発表を控えていることから、本日は円安がマーケットの中心となるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
円安
先週は円安が進み、3者会合を開く展開となっています。
それでも、憂慮するとという新しい表現は出てきたものの、具体策は取れない状況です。
週末の日経新聞では、この状況でも介入を否定するなど口先介入も出てこない状況です。
このまま円安が進み、どこかのタイミングで円安クラッシュする可能性があるのではないかと注目しています。
また、一気に円安が進みすぎた場合に、口先介入などが出てくる可能性もあるので、基本は円安方向で見ておきながら急激な円高に注意しておきたいと思います。
スタグフレーション
各国中銀が引き締めを進めているものの、物価高た止まらない状況です。
物価高と景気後退が同時に興津スタグフレーション懸念が高まっています。
スタグフレーション懸念が高まり株価下落、株価下落によるリスクオフに注意しておきたいと思います。
2)英GDP
英国は物価高と引き締め政策から景気後退が懸念されています。
予想以上の結果が出てくると経済の底堅さが確認され、物価を抑える為に引き締めを進めても大丈夫という流れになり、金利が上昇しポンドが買われるのではないかと注目しています。
3)要人発言
先週ECB理事会が通過したことで、ECBメンバーの発言に注目です。
7月理事会の利上げ幅について、年内の利上げについてどのような発言が出てくるのかに注目です。
また、引き締めを始めることで景気後退の懸念もあるので、景気見通しについても注目です。
発言の内容がタカ派にもかかわらずユーロが売られるようであれば、欧州では利上げよりも景気後退の方が注目されているとなるので、発言内容と値動きに注意しておきたいと思います。
ブレイナードFRB副議長の発言については、FOMCを控えてブラックアウト期間ということで金融政策に関する発言は出てこないのではないかと思います。
◎本日のイベントスケジュール
6月13日(月曜日)
オーストラリア休場
15:00 GBP 英GDP
17:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁、シムカス・リトアニア中銀総裁発言
20:00 EUR デギントスECB副総裁発言
6月14日(火曜日)
03:00 USD ブレイナードFRB副議長発言