2023年9月28日
ドル円は150円に届くのか!? 「9月28日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も日米の金融政策の差からドル高円安が進み、ドル円は3時過ぎに一時149.7
米金利も上昇し米10年債利回りが一時4.6404%前後と2
本日も介入警戒が続く展開となるのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
ドイツHICP(消費者物価指数)
先日発表されたECB理事会では0.25%の利上げが発表されましたが、事前予想は利上げと据え置きが半々となるなど利上げ終了が意識され始めています。
欧州の中でも最大の経済国であるドイツの物価がどこまで落ち着いてきているのか、インフレ低下が確認できるような内容であれば次回理事会での据え置き確率が高まり、ユーロ売りが進むのではないかと思います。
米GDP、失業保険申請件数
米国はハイペースで利上げを進めてきましたが経済は底堅くドル買いが進んでいます。
GDP(改定値)が上方修正されれば強い経済が確認され、さらにドルが強くなるのではないかと注目しています。
また、同時発表される失業保険申請件数は毎週速報が報告されるため、雇用指標の先行指標として注目しています。
GDP・失業保険申請件数ともに強い結果となればドル買いに繋がるのではないかと注目しています。
2)円安・介入警戒
先週発表されたFOMCはややタカ派、日銀は大規模緩和を継続と、金融政策の差からドル高円安が進みやすい状況となっています。
金融政策発表後にドル円は年内高値である148.46円まで上昇しています。
昨年の9月にはFOMC発表後に日銀が緩和継続の発表をして円安が進み、その後に円買い介入を実施しています。
今週に入りドル円は引き続き上昇傾向にあり、一時149.7
また先日、鈴木財務相が午前と午後で二回「(為替について)高い緊張感をもって市場動向を見ている」と発言したことで介入警戒感が高まっています。
本日もレートチェックや口先介入のレベル感と併せて、円買い介入に注視しておきたいと思います。
以下、去年の口先介入時のものです。
◎本日のイベントスケジュール
9月28日(木曜日)
10:30 AUD 豪小売売上高
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)
21:30 USD 米GDP(確定値)、失業保険申請件数
22:00 USD グールズビー・シカゴ連銀総裁発言
23:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言
23:00 USD 米中古住宅販売保留
23:45 GBP グリーンBOE外部理事発言
9月29日(金曜日)
01:30 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
02:00 USD 米7年債入札
02:00 USD クックFRB理事発言
04:00 MXN メキシコ政策金利発表
05:00 USD パウエルFRB議長発言
08:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言