2022年10月20日
ドル円150円は超えるのか!? 介入は!? 「10月20日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も米20年債入札が「低調」と伝わると、
150円の節目を控えて介入警戒が高まり、150円手前で上値が重くなっています。
ドル円の150円を超えるのか、介入があるのか、ドル円の動きに注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
円安介入
昨日もドル円は上昇し、一時149.91円
日銀・政府はドル円の水準で介入するのではなく、投機的な動き・ボラティリティに注視して介入すると言っていますが、さすがに150円の節目を超えると介入する可能性は高くなるのではないかと注目しています。
150円の節目を超えるとイッキに上昇する可能性も高くなり、日銀や政府の言う投機的な動きになる可能性もあります。
ドル円の動きに注意しておきたいと思います。
ポンド乱高下
トラス英首相が減税案を撤回したことで財政不安は後退し、ポンドが買い戻されていました。
ただ、減税案の撤回やクワーテング英財務相を更迭したこと、ブレイバーマン英内相がトラス英首相に批判した形で辞任したことなどから政権不安が高まり、ポンドの上値を重くしています。
今後の英政権の行方や英財政、物価高やスタグフレーションなど英ポンドに影響する要因が多く乱高下する可能性があるので注意しておきたいと思います。
ロシア・ウクライナ情勢
クリミア大橋の爆破から、ロシアはウクライナへ向けて大規模ミサイル攻撃を実施しています。
ウクライナはロシアが強引に併合した東部4州を取り戻すために行動しており、徐々に東部4州の地域を取り戻してきています。
今後、ロシアがどのような行動に出るのか、小型核を使用するのか、ロシアの行動に注目です。
中国共産党大会
中国は16日より共産党大会を開催しており、習近平国家主席が異例の3期目就任が濃厚となっています。
今回の就任で、実質的に習近平国家主席の終身・独裁国家の誕生ではないかと言われています。
終身・独裁になったことで、今後の中国がどのような経済対策を行うのか、どのような安全保障を打ち出してくるのかに注目です。
習近平国家主席はすでに今回の党大会あいさつで、台湾に対して武力行使の可能性を発言しており、台湾併合に向けて進めていくと発言しています。
今後の中国の方針と、欧米やオセアニア、インドなどとの関係に注目しておきたいと思います。
2)経済指標
豪雇用統計
RBAは前回の理事会で市場予想を下回る利上げ幅を発表しました。
失業率が悪化していることや、賃金上昇が抑制されているなどの理由から、今後の豪州インフレは抑制されてくるのではないかと予想し、利上げ幅を縮小したと見られています。
今回の雇用統計で強い結果となれば追加引き締めの可能性が高まり、逆に弱い結果となれば次回も利上げ幅の縮小・利上げの終わりが見えてくるのではないかと雇用統計に注目が集まっています。
◎本日のイベントスケジュール
10月20日(木曜日)
EU首脳会談
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率
17:30 GBP ブロードベントBOE副総裁発言
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数・失業保険申請件数
23:00 USD 米中古住宅販売戸数
10月21日(金曜日)
01:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
01:10 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
02:00 USD 米5年債入札
02:30 USD ジェファーソンFRB理事発言
02:45 USD クックFRB理事発言
03:05 USD ボウマンFRB理事発言
06:45 NZD NZ貿易収支
08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)