ドル高・円安は続くのか!? カナダドルは? 「9月7日の注目点とイベントスケジュール」

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2022年9月7日

ドル高・円安は続くのか!? カナダドルは? 「9月7日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は予想を上回る結果となったISM非製造業景況指数などから米金利が上昇し、ドル円は一時143.07円と1998年8月以来約24年ぶりの高値を更新しています。

早朝にはさらに高値を更新し、143.6円まで上昇しています。

 

英国ではトラス英首相が就任の挨拶を行い、景気回復に力を入れると発表し、ポンドは上昇しています。

 

豪州では市場予想通りの利上げが発表され、声明文も特に変更もなかったことからマーケットの反応は限定的でした。

 

本日はカナダで政策発表が予定されています。

また、FOMC前のブラックアウト期間前でFOMCメンバーの発言も多数予定されているのでボラティリティの高い1日になるのではないかと思っています。

目次

◎本日の注目点

 

1)カナダ政策金利発表

 

注目度:高い

織り込み度:0.75%利上げを8割織り込み済み

バイアス:特になし

ポイント:声明文

 

前回の金融政策発表で、0.75%利上げ予想に対して1.00%の利上げを発表しました。

今回も0.75%利上げを予想されていますが、予想以上・予想以下の利上げが出てくる可能性があるので注意しておきたいと思います。

注目は声明文で、今後のインフレに対してどのように見通しているのか、今後の引き締め見通しをどのように考えているのかです。

声明文がタカ派であればカナダドルは底堅く、ハト派となれば上値を重くするのではないかと注目しています。

 

 

 

2)要人発言

 

昨日ドル買いが進み、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時110.55と2002年6月以来の高値を付けています。

9月FOMCの0.75%利上げ確率が一時70%台まで高まっていましたが、先週の雇用統計の結果を受けて50%台まで低下、その後徐々に確率が高まり朝の時点で72%まで上昇しています。

FRBはマーケットの混乱を避けるために、マーケットへ織り込ませたうえで政策を発表する傾向にあります。

9月10日以降は金融政策に関する発言をすることができない、ブラックアウト期間に突入します。

なので、今週中に0.5%利上げもしくは0.75%利上げのどちらかに織り込ませるような発言が続くと思っています。

本日は多数のFOMCメンバーの発言が予定されているので、発言内容からどちらに織り込みが進むのか、0.75%利上げを織り込むようであればドル買いが進むのではないかと注目しています。

 

 

 

3)円安

 

昨日、ドル円は一時143.07円と1998年8月以来約24年ぶりの高値を更新しています。

オセアニア市場・東京市場前にはさらに上昇し、143.6円を記録しています。

ドル高の影響もありますが、各国中銀が引き締め政策を行う中で日銀は緩和政策を続けることで金利差拡大から円安が大きく進んでいます。

日銀の金融政策変更などがない限り円安は継続すると思いますが、ただこれだけイッキに円安が進むと円安けん制発言が続き、介入の話も出てくると思います。

発言などで一時的に円高が進む可能性もあるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

9月7日(水曜日)

 

10:30 AUD 豪四半期GDP(4~6月期)

12:00 AUD エリスRBA総裁補佐発言

15:00 EUR ドイツGDP(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏GDP(改定値)

18:00 GBP ベイリーBOE総裁発言

21:30 USD 米貿易収支

21:30 CAD カナダ貿易収支

22:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

23:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言

23:00 CAD カナダ中銀政策金利・声明文発表

23:00 CAD カナダIveyPMI

 

 

9月8日(木曜日)

 

01:35 USD ブレイナードFRB副議長発言

03:00 USD バーFRB副議長発言

03:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)

08:50 JPY 日本GDP(4~6月期)(改定値)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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