2021年3月31日
バイデン大統領の発表に注目! 「3月31日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
長期化すると思われていたスエズ運河のタンカー座礁が、離礁してスエズ運河の航行が再開したことから原油価格は一時下落しました。
原油価格の下落で、一時カナダドルは下落しましたが反応は限定的でした。
バイデン政権が進める追加経済対策案の期待感は高まり、米金利は上昇してきており、金利上昇に比例して米ドルが上昇しています。
それ以外の通貨は様子見姿勢なのか、方向感が出てきていない様子です。
目次
◎本日の注目点
1)追加経済対策案(第2弾)
バイデン政権が進める追加経済対策案(第2弾)の内容が、今日発表されるのではないかと注目されています。
マーケットは内容を織込めておらず、どのような内容になるか注目しています。
ポイントは支出内容と財源ではないかと思われます。
支出に関しては3∼4兆ドル規模になると噂され、前回の1.9兆ドル規模に比べると倍近い規模になると思われます。
この支出がどれだけの経済効果のなり、株価などの押し上げ要因になるのか注目しています。
財源に関しては、赤字国債なのか増税なのかに注目されています。
赤字国債の割合が多いようであれば、米金利の上昇に繋がり、ドル高に繋がるのではないかと見ています。
反対に増税の割合が多いようであれば、株価の下落に繋がり、米金利はあまり上昇せず、ドル高は限定的ではないかと思っています。
このように、バイデン政権が進める追加経済対策案(第2弾)の内容をどのように織込むかで、株価や債券、米ドルの動きが変わってくると思うので要注目です。
2)経済指標
ADP雇用統計
1.9兆ドルの経済対策やワクチン接種が進んでいることから、景況感は上昇してきています。
その景況感に実経済がどこまで追いついているのかを測る指標として雇用統計が注目されています。
本番は金曜日のNFP雇用統計ですが、前哨戦として本日のADP雇用統計があるので注目です。
カナダGDP
原油価格も上昇し、カナダ中銀は緊急対応の緩和の終了を発表するなど、カナダの経済は回復しているのかなと思えます。
その事から、どこまで経済が回復しているか注目です。
日銀短観
年初から緊急事態宣言により、経済活動が停止してしまった影響がどこまで出てくるのか、下方修正されていないか、日銀短観の内容に注目です。
◎本日のイベントスケジュール
3月31日(水曜日)
09:30 AUD 豪建築許可件数
10:00 CNY 中国製造業・非製造業・総合PMI
15:00 GBP 英GDP(10~12月期)(改定値)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
16:55 EUR ドイツ失業率
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
21:15 USD ADP雇用統計
21:30 CAD カナダGDP
22:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
23:00 USD 中古住宅販売保留
23:30 USD 原油在庫量
4月1日(木曜日)
08:50 JPY 日銀短観
09:30 AUD 豪小売売上高
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