2019年7月9日
パウエルFRB議長の議会証言を控え小動きか!? ~7月9日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、強い雇用統計の結果を消化する1日だったように感じます。 FOMC利下げ確率は、0.5%利下げの確立はほぼなくなってしまいました。 0.25%利下げは、100%近く織り込んでいます。 マーケットは0.5%利下げを織り込み始めていたので、ドル買いに動きました。
ただ、株価は利下げ期待で上昇していた分、株価下落となってしまいました。
明日に、パウエルFRB議長の議会証言を控えているため、本日も小動きになりそうな気がしています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
本日は、パウエルFRB議長発言に始まり、多数の要人発言が予定されています。 メインは明日からの議会証言ですが、金利に反応するような発言が出てくると動く可能性があるので注目です。
最近の米ドルは、金利に反応しています。 要人発言で金利について言及、金利が上昇すれば米ドル買い、金利が低下すると米ドル売りに反応すると見ています。
2)地政学リスク
トランプ大統領が台湾へ洗車や防空ミサイルを売却承認という報道がありました。 これは、米中関係に影響しそうです。 中国としては、台湾を国家と認めていないので、今回の米国の行動は台湾を国家として扱った行動は許せないと思います。
また、トルコ・イランも緊張状態です。 トルコはロシア製ミサイルシステムの導入を着々と進めています。 イランは濃縮ウランの貯蔵量と精度を交渉材料としています。 ともに制裁か軍事衝突かという状況にきています。 それぞれのヘッドラインには注目です。
◎本日のイベントスケジュール
7月9日(火曜日)
EU財務相理事会(ルクセンブルク)
10:30 AUD NAB企業信頼感指数
17:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
17:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
21:15 CAD 住宅着工件数
21:30 CAD 建築許可件数
21:45 USD パウエルFRB議長発言
22:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
23:10 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
23:15 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
7月10日(水曜日)
文在寅大統領、日韓貿易について発言
03:00 USD クウォールズFRB副議長発言
03:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)