昨日の東京市場オープン直前に入ってきたヘッドライン！　ファーウェイの取締役CFOが逮捕されたとの事。

ファーウェイとZTEは米国がスパイ容疑で捜査していたところで、その一環として逮捕につながったとみられています。

逮捕されたのはカナダ、米国は引き渡しを要求しています。　今回の逮捕容疑も制裁中のイランに不正輸出となっています。

今回の件は値が深そうだし、個人の逮捕というよりも米中間の関係悪化の火種になりそうです。

 

 

 

◎本日の注目点

 

１）米中関係とリスクオフ

ファーウェイCEO逮捕のヘッドラインが流れたことから、世界的リスクオフに向かっています。　米中関係はスパイ容疑でハイテク企業２社の取引を禁止。　米国は同盟国まで巻き込んでいるため、幅広く影響してしまいます。

また、欧州ではイタリア予算案・フランス燃料税デモ・ドイツ与党党首選などリスクを多く抱えています。

英国では、Brexit案の審議が続いています。　週末にはTV討論会が予定されています。

その他にも、、、、リスクにつながるものが多くリスクオフがいつまで続くのか!?注目しています。

リスクオフ突入！　ファーウェイ取締役逮捕で米中関係悪化か!?

 

 

２）Brexit案審議

Brexit案の審議は続いており、内容や進行状況、この先の予想など色々と聞こえてきています。　週末にはTV討論会が予定されています。　また、世論調査なども出てくることでポンドは乱高下しています。　本日は週末なので、マーケットクローズやFIXなど時間的節目には気を付け、ポジションの持越しをする場合は資金・リスク管理をしっかりとしておきたいと思います。

 

 

ポンドこの１週間が運命の分かれ道！！緊急動画を作りました。

 

 

 

３）イタリア予算案

Brexit案やファーウェイに隠れていますが、イタリア予算案についても終了したわけではありません。　いまだ、欧州とイタリアの間で駆け引きが行われています。　ここ数日予算修正案を提出や、伊財務相の進退報道など出てきています。　予算案の行方に注目しておきたいと思います。

 

 

４）ドイツ与党・党首選

ドイツの与党党首、メルケル首相が任期満了に伴い党首選が実施されています。　今年実施の選挙でメルケル首相は惨敗。　責任を感じてか、今回の党首選は出馬せず！　それにより党首選が注目を集めています。　メルケル首相の後任、後押しがある候補が勝つのか!?　それとも、メルケル首相に批判的な候補が勝つのか!?

本日投開票が行われます、注目です。

ただ、今回行われるのは党首選であって、首相選ではないことです。

日本では、与党党首＝首相のイメージですが、ドイツでは与党の党首任期とドイツ首相の任期は別にあります。　なので、今回与党の新党首誕生しても、メルケル首相は首相職を続投します。ここが違うところです。

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

12月07日(金曜日)

ドイツ与党キリスト教民主同盟(CDU)党首選

08:30　USD　ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
08:45　USD　パウエルFRB議長発言
17:30　GBP　Halifax住宅価格指数
17:30　EUR　クーレECB理事発言
19:00　EUR　欧州GDP
22:30　USD　NFP雇用統計・失業率・平均時給
22:30　CAD　雇用者数増減・失業率
23:00　MXN　メキシコCPI(消費者物価指数)

12月08日(土曜日)

00:00　USD　ミシガン大学消費者信頼感指数
02:00　USD　ブレイナードFRB理事発言
03:00　USD　ベイカーヒューズ社リグカウント
11:00　CNY　中国貿易収支

12月09日(日曜日)

英国・BrexitについてTV討論会