2023年2月10日
ミシガン大学消費者信頼感指数と日銀人事に注目! 「2月10日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は新規失業保険申請件数が予想以上の結果となり、6週間ぶりに上昇に転じたことから雇用が悪化しているとの観測に繋がりドル売りが進みました。
ただ、その後に発表された米30年債入札が低調な結果から米金利が上昇しドル買いに繋がり、売られたドルは戻しました。
本日はミシガン大学消費者信頼感指数速報値や期待インフレ率の結果に注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
カナダ雇用統計
カナダ中銀は先日の声明文で「経済が見通し通りに進展するような
ミシガン大学消費者信頼感指数・期待インフレ率
先週のISM非製造業景況指数が予想を大幅に上回ったことでドル買いが加速しています。
ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回ると、さらにドル買いが加速するのではないかと注目しています。
また、期待インフレ率が予想を上まわる結果となれば、さらにドル買いが進むのではないかともいます。
2)要人発言
FRB
先日のFOMCでパウエルFRB議長は少なくて
その後発表された雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を上回る結果だったことでドル買いが進んでいます。
今週はFRBの要人発言が多数予定されており、今後の利上げについてどのように考えているのか?
FRBが何に注目しているのか?
発言内容と、発言内容に対してマーケットがどのように反応するのか注目です。
ECB
ECBは先日の理事会で、3月の理事会でも0.5%利上げすると示唆しています。
ただ、その後はデータ次第としマーケットは利上げ停止を意識する展開となっています。
発言から3月以降の利上げに対して、どのような発言が出てくるのか注目です。
利上げ停止の可能性について発言が出てくるようであればユーロ売り、さらなる追加利上げの可能性が出てくるようであればユーロ買いが進むのではないかと思っています。
BOE
英中銀は先日の金融政策発表で0.5%利上げを発表しましたが、声明文や記者会見がハト派と受け止められポンド売りが進んでいます。
9名のMPCメンバーのうち、2名が据え置きを投じています。
要人発言からハト派のメンバーが増えないか注目です。
次回据え置き票が増えるようであればポンド売りが加速するのではないかと思います。
また、北アイルランドを巡る問題に関する発言にも注意しておきたいと思います。
3)日銀人事
黒田日銀総裁の後任として、政府が雨宮日銀副総裁に打診したとの報道を受けて、週明けのマーケットは円安でギャップアップしてスタートしています。
その後官房長官など政府関係者から相次いで打診報道について否定する発言を出しています。
クロス円は否定発言で上値を重くしていますが、今後も日銀の人事についての観測報道でクロス円が動く展開が続きそうです。
2月10日に人事について発表するとの報道もありましたが、来週に延期との報道が出てきています。
もし仮に週末にヘッドラインが出てきた場合、来週のマーケットは窓開けする可能性があるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月10日(金曜日)
09:30 AUD RBA四半期金融政策報告
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
16:00 GBP 英GDP
22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
23:00 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
23:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
2月11日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率
02:30 USD ウォラーFRB理事発言
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
04:00 USD 米月次財政収支
06:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言