2020年12月1日
ムニューシン財務長官とパウエルFRB議長の議会証言! 「12月1日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は月末のリバランス(調整)から株価下落、ドル買いが出てきました。
株価下落やドル買いが本当にリバランスであるならば、本日は再度リスクオンで株高ドル安が続くのではないかと思っています。
リスクオンで株高ドル安になるのか、株価と為替に注目です。
目次
◎本日の注目点
1)RBA理事会
本日の理事会で金利・緩和政策は据え置きが予想されている。
注目は、今後の政策変更の可能性と豪経済の見通しについてどのような内容が出てくるかです。
豪州はコロナ感染者数が少ないうちからロックダウンして、感染者数を抑え込んでいます。
また、南半球で夏に向かっていることから、感染が拡大しにくいのではないかとみられ豪ドルが買われやすい状況です。
本日の声明文の内容が追加緩和が否定されたり、経済回復が強いものが示唆されると豪ドル買いに繋がる可能性があるので注目です。
また、明日朝にロウRBA総裁の発言も予定されているので、併せて注目しておきたいと思います。
2)議会証言
本日、ムニューシン財務長官とパウエルFRB議長による議会証言が予定されています。
ムニューシン財務長官とパウエルFRB議長の間では、FRBの余剰資金返還を巡り対立がありました。
ムニューシン財務長官はFRBにある余剰資金を財務省で再分配し予算に振り分けると主張。
パウエルFRB議長は余剰資金は予備資金なので、突発的な状況に対応するために必要な資金だと主張しています。
最終的にパウエルFRB議長が折れる形で資金を返還しています。
この辺りの経緯と、振り分けなおす資金の行方について本日の証言内容に注目です。
3)離脱協議
昨日も離脱協議に関する発言でポンドが上下に動きました。
本日も離脱協議に関する発言でポンドが動く展開が予想されます。
発言・ヘッドラインに要注意です。
一部噂では今週末が最終期限と出ています。
漁業権や補助金問題、司法権に関する発言には特に要注目です。
4)経済指標
本日の注目指標はISM製造業景況指数とカナダGDPです。
ISM製造業景況指数は米国の製造業の今後を計るための指標です。
コロナからの経済回復度合いを測るために注目されている指標だけに、結果が予想から大きく乖離すると大きく値が動く可能性があるので要注意です。
また、カナダGDPもコロナ経済の影響がどこまで出ているか注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
12月1日(火曜日)
OPECプラス会合
EU財務相理事会
09:30 AUD 豪建築許可件数
10:45 CNY 財新製造業PMI
12:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
15:45 CHF スイスGDP
17:45 EUR イタリア製造業PMI(改定値)
17:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)・失業率
18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
18:30 GBP 英製造業PMI
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
22:30 CAD カナダGDP
23:45 USD 米製造業PMI(改定値)
12月2日(水曜日)
00:00 USD ISM製造業景況指数
00:00 USD パウエルFRB議長、ムニューシン財務長官発言(上院議会で証言)
02:00 USD ブレイナードFRB理事発言
02:00 EUR ラガルドECB総裁発言
03:15 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
05:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言
09:00 AUD ロウRBA総裁発言
09:30 AUD 豪四半期GDP(7~9月期)
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