2022年4月27日
リスクオフの流れは続くのか!? 「4月27日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、複数メディアが「ポーランドやブルガリアへの天然ガス供給をストップするとロシアが通告してきた」と報道。
ポーランドやブルガリアを通して欧州に天然ガスが供給されていることから、欧州の天然ガス価格は上昇。
ポーランドやブルガリア以外の天然ガス供給ルートも止められる懸念からユーロは売られました。
マーケットもリスクオフの流れが強く円高が進んでいます。
明日に日銀金融政策決定会合が控えていることから、政策変更を意識している動きもあるのかなぁ、と思っています。
目次
◎本日の注目点
1)リスクオフ
昨日もリスクオフの流れが強くなっています。
リスクオフの要因は中国リスク・ロシアリスク・米株価・英政治があります。
中国はゼロコロナを目指し、感染拡大に合わせてロックダウンも拡大しています。
ロックダウンによる景気後退が懸念され、中国と経済のつながりの深いオセアニアやユーロ圏まで影響が出ており、株価は下落しリスクオフに繋がっています。
また、ロシアがポーランドやブルガリアへの天然ガス供給を停止すると通告したと複数が報道。
ポーランドやブルガリアを通して、欧州各国へ天然ガスが供給されていることから、欧州天然ガス価格は高騰しています。
本当に供給停止となれば、今後ドイツ向けなど他の天然ガス供給もストップする可能性があり、欧州経済の混乱に繋がるのではないかとリスクオフに傾いています。
米国はFRBによるハイスピードの引き締め懸念から株価が下落しています。
株価下落が続くようであれば、リスクオフを加速させるのではないかと注目しています。
英国はジョンソン首相の進退懸念からポンドの上値が重くなっています。
このような内容のヘッドラインが出てくるようであればリスクオフが加速し、ドル高円高が進む、ポンド安ユーロ安オセアニア安が進むのではないかと注目しています。
何事もなければ、少しづつリスクオフが緩むのではないかと注目しています。
2)豪四半期CPI(消費者物価指数)
RBA理事会はインフレや賃金の進展次第で利上げのタイミングが早まる可能性に言及しています。
本日は四半期CPI(消費者物価指数)が発表されインフレの状況が発表されます。
CPI(消費者物価指数)の結果が予想を上回るようであれば利上げ期待が高まり、豪ドル買いが進む可能性が高いと注目してます。
◎本日のイベントスケジュール
4月27日(水曜日)
10:30 AUD 豪四半期CPI(消費者物価指数)
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
23:00 USD 米中古住宅販売保留
23:30 USD 原油在庫量
4月28日(木曜日)
02:00 USD 米5年債入札
07:45 NZD NZ貿易収支
10:30 AUD 豪小売売上高
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