2021年1月29日
リスクオフは落ち着くのか!? 「1月29日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
一昨日は個人投資家とヘッジファンドの仕手戦で、ヘッジファンドが後退したことから株価は下落。
マーケットはリスクオフの流れになりました。
昨日はロビンフッドなど米ネット証券が取引を規制したことで、個人投資家の取引が低下し株式市場は落ち着きを取り戻しています。
米株式市場は反発上昇したことで、本日の東京市場も反発上昇するのではないかと予想されています。
このまま落ち着きを取り戻してくれると良いのですが、twitterなどのタイムラインもこの話題で盛り上がっているようなので、もう一波乱ありそうな気がします。
目次
◎本日の注目点
1)リスクオフ
昨日の米株式市場は前日の大幅マイナスを戻す展開となり大きく反発上昇、リスクオフの流れは少し落ち着いてきました。
このまま落ち着きを取り戻し、リスクオフからリスクオンの流れに戻すことが出来るのか注目です。
米国の個人投資家がSNSで売買について交流。
GameStopやAMDエンターテイメントやなどに買いが集中し、空売りしていたヘッジファンドが撤退せざるを得ない状況になり、リスクオフとなっていました。
昨日、個人投資家が集まるネット証券などは暴騰・暴落銘柄の取引を停止することで株式市場が落ち着いた模様。
ただ、このことで個人投資家を犠牲にしてヘッジファンドを守るための取引停止だとして、個人投資家はネット証券に対し集団訴訟を起こすとみられています。
また気になるのはバイデン政権になり、株式市場や金融市場に対し規制派の人が役職についていることです。
今回の騒動で株式市場や金融市場の取引に対して規制が出てくると、取引が低下し、余った緩和マネーが集まっていた株式市場から資金が引き上げられ、株価の下落に繋がるのではないかと注目しています。
今回の騒動はこのまま落ち着く方向に向かうのか、それとも市場の規制にまで発展するのか、今後の展開に注目していきたいと思います。
また、今後の展開でマーケットがリスクオフに傾くのか、ドル買いが進むのかにも注目しておきたいと思います。
2)月末要因
本日は1月最終取引日です。
ポジション調整などによる月末フローに注意しておきたいと思います。
特に24時のNYオプションカットから25時のロンドンFIX、26時のロンドンクローズまでの時間帯は、大きな値動きが出てくるのではないかと注目しています。
リスクオフなどにより、ボラティリティが高くなっているので併せて注意しておきたいと思います。
3)ユーロ高懸念発言
本日はユーロ圏でGDPや、HICP(消費者物価指数)、失業率など経済指標が発表されることから、ユーロが動きやすいのではないかと注目しています。
また、最近はユーロ高に対する懸念発言が多数出てきていて、ユーロの頭を重くしている状況です。
リスクオフの流れなどからドル高が進みやすい状況も追い風となり、ユーロ高懸念発言でユーロが急落しやすくなっています。
本日も発言が出てこないか注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
1月29日(金曜日)
世界経済フォーラム(ダボス会議)(オンライン)
15:30 EUR フランスGDP(速報値)
17:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)・GDP(速報値)
18:00 EUR ドイツ失業率
21:00 MXN メキシコGDP(速報値)
22:30 USD 米PCEデフレーター
22:30 CAD カナダGDP
1月30日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数・中古住宅販売保留
01:00 CAD カナダ財政収支
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
03:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
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