2021年4月26日
リスクオン・オフどちらになるのか様子見か!? 「4月26日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今週はバイデン大統領の施政方針演説や日銀・FRBの金融政策発表を控えていることから、本日は様子見になる可能性が高いと思われます。
ただ、月末が近いことと、日本はゴールデンウイーク前ということで、ポジション調整や実需の動きが出てくる可能性があるので、仲値やロンドンFIXやオープン・クローズ前には気を付けておきたいと思います。
また、先週はリスクオンとリスクオフの流れがコロコロと変わる展開が続いたので、この流れが今週も続くのかにも注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
本日レーンECB専務理事の発言が予定されていて注目です。
先週、ECB理事会が開催されてラガルドECB総裁が記者会見しましたが、マーケットは弁護士出身のラガルドECB総裁よりも、金融出身でチーフエコにミスとでもあるレーンECB専務理事の発言のほうが重要だと考えているようです。
先日のラガルドECB総裁の記者会見と違う内容が出てくるようであれば、ユーロに影響が出てくると思われます。
注目されているポイントはPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の縮小時期とタカ派とハト派の理事の配分です。
この辺りに触れた場合は要注目です。
2)米金利
本日は2年債と5年債の入札が予定、また耐久財受注の発表が予定されています。
米金利は1.5%~1.7%のレンジに入っています。
このレンジ内で金利が上昇するのか、下落するのか、ドルと金利の相関性は高いままなのかに注目です。
3)リスク要因
中国の動き、ロシアの動きなどリスク要因はありますが、気になるのはトルコリラの動きです。
トルコの外貨準備は激減し、バイデン大統領はトルコ制裁圧力を強めるなど、トルコリラに対し下落圧力は強くなっています。
この状況でもエルドアン大統領は利下げの考えを持っており、中銀総裁に対し利下げ圧力をかけている状況です。
このまま取り込リラが下落していくようであればどこかで大きな下落に繋がる可能性があります。
また、トルコがデフォルトするようなことがあれば、欧州を中心に債券危機が連鎖する可能性があり、リスクオフに繋がると思われます。
◎本日のイベントスケジュール
4月26日(月曜日)
17:00 EUR ドイツIFO景況指数
21:00 EUR パネッタECB専務理事発言
21:30 USD 耐久財受注
22:00 EUR レーンECB専務理事兼チーフエコノミスト発言
4月27日(火曜日)
00:30 USD 米2年債入札
02:00 USD 米5年債入札
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