2020年6月17日
リスク要因は無視してもいいのか!? 「6月17日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は南北共同連絡事務所が爆破され北朝鮮リスクが出てきました。
また、中国とインドの国境付近では衝突からインド兵が死亡したと一部報道。
また、中国北京ではコロナ感染再拡大から危機レベルを引き上げ、米国でもアリゾナやフロリダなどで過去最高の感染者増加を記録するなど、コロナ感染第2波が本格的になってきています。
このような状況にもかかわらず、株価は堅調に推移し日経平均は一時1000円超の上昇、ダウ平均も500ドル超の上昇で引けています。
リスクを無視するような株式市場のバブル感には少し違和感を感じます。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
世界的にリスクが表れてきているのに、株価や為替への影響は限定的です。
リスク要因が意識されだすとイッキに株価下落、円高・フラン高に進む可能性があるので要注意です。
現在のリスク要因は以下の通り
・北朝鮮リスク
・インドと中国の国境衝突
・北京でコロナ感染再拡大し危機レベル引き上げ
・アリゾナ、フロリダ、オクラホマ、ネバダ各州で感染者増加数が最高記録
・米中関係
・中豪関係
・差別抗議デモ
2)経済指標
本日はカナダと英国でCPI(消費者物価指数)が発表されます。
今朝マックレムBOC総裁は「7月会合でGDPとインフレ率見通しに新たな評価を発表」と発言していることからカナダCPI(消費者物価指数)に注目。
また、ジリジリと上昇してきている原油価格は40ドル手前まで来ています。
本日発表の原油在庫量で40ドル台に乗せることが出来るのか注目です。
3)議会証言と経済対策
本日もパウエルFRB議長は半期に一度の議会証言が予定されています。
ただ、2日目なので大したサプライズは無いと思われますが、一応発言内容に注意。
あとは、昨日一部報道で米政権が1
追加の経済対策が発表されると、一段の株高につながる可能性があるので要注目です。
4)コロナ復興基金
本日も調整が進むと思われるコロナ復興基金。
現状ではほとんど調整は進んでいないことから、今週末のEUサミットでコロナ復興基金をまとめるのは難しくなってきていると思われます。
そのためユーロは軟調となっており、復興基金の成立が期待できるような内容が出てきた場合、ユーロ買いに変わる可能性があるので注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
6月17日(水曜日)
08:50 JPY 日本貿易収支
15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
21:30 USD 米建築許可件数
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
6月18日(木曜日)
01:00 USD パウエルFRB議長発言(下院議会証言)
05:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
07:45 NZD NZ四半期GDP(1~3月期)
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