2022年2月17日
リスク要因含め要人発言に注目! 「2月17日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
一昨日にロシア軍の撤退の報道でリスクオフは後退していましたが、欧米からはロシア軍の撤退が確認できないと発言が出てきています。
このことでややリスクオフが進み、円高が進む場面がありました。
英国で発表されたCPI(消費者物価指数)波予想を上回る結果となり、1992年3月以来約30年ぶりの伸びを記録しています。
英国でも物価上昇が問題となっており、英中銀が引き締めを急ぐのではないかとの観測からポンド買いが優勢となっています。
米国では小売売上高が発表され、予想を大きく上回る結果となりました。
物価上昇により消費が低下するのではないかとの懸念を払拭する結果となっています。
本日もリスク要因が注目される展開が続くのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
金融政策の方針に注目が集まっています。
FRBは3月利上げが0.25%なのか、それとも0.5%なのかに注目が集まっています。
ECBは年内に利上げがあるのかに注目が集まっています。
本日は要人発言が多数予定されていて、ECB影の総裁とも言われるレーンECB専務理事兼主席エコノミスト、FOMCで今年の投票権を持つ(今年の政策決定権を持つ)地区連銀総裁2名の発言が予定されています。
それぞれの発言から、利上げ幅や利上げ時期などに繋がる発言が出てこないか注目です。
2)リスク要因
マーケットはウクライナを巡る地政学リスクでボラティリティが高まっています。
一昨日はロシア軍の撤退報道でリスクオフが後退しましたが、昨日は欧米からロシア軍の撤退が確認できないとの発言でリスクオフがやや進んでいます。
本日もウクライナを巡る地政学リスクに関する発言やヘッドラインでマーケットが動いていくのではないかと注目しています。
ただ、同じような内容ばかり出てくるとマーケットは織り込み、反応は小さくなり、最終的には材料視されなくなります。
発言やヘッドラインが出てきたときに、マーケットがどのくらい反応するかにも注意しておきたいと思います。
3)トルコ政策金利
トルコは本日、金融政策発表が予定されており据え置きが予想されています。
トルコリラは安値圏を推移しており、金融政策次第では再度下落する可能性があります。
政策金利の利下げや、利下げのヒントが出てくるようであれば、トルコリラの下落の可能性もあるので要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
2月17日(木曜日)
G20財務相・中央銀行総裁会議
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率
17:45 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
20:00 TRY トルコ政策金利発表
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数・失業保険申請件数・建築許可件数
23:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
2月18日(金曜日)
01:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言(22年投票権)
07:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(22年投票権)
08:50 JPY 日本CPI(消費者物価指数)
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