2022年1月20日
リラクラッシュ・原油高などリスク要因に注目! 「1月20日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目されていた英国のCPI(消費者物価指数)が予想を上回り、1992年以来の高水準となりました。
英中銀ベイリー総裁は物価を抑える為にあらゆる政策をといっているだけに、追加利上げやバランスシートの縮小に期待が集まります。
また、昨日はイランとトルコの間で爆発があり、原油を運ぶパイプラインが止まり、原油価格が上昇し、約7年3か月ぶりの価格まで上昇しています。
米金利も一時1.9%と2020年1月以来の高水準となっています。
本日はトルコ政策金利が発表され、サプライズが起きないか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)トルコ政策金利
トルコは本日金融政策発表を控えており、据え置きが予想されています。
トルコリラは安値圏で推移しており、通貨安から物価高が続いています。
先日発表された物価はインフレが大きく進んでいることから、本来であれば利上げが必要な状況ですが、エルドアン大統領は利下げすることで物価は落ち着くと言っています。
まさかの追加利下げが出てくるようであれば、トルコリラはクラッシュする可能性があるので注意しておきたいと思います。
2)原油在庫量
アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、トルコなどで爆発が相次ぎ、原油供給不安が出てきていることから原油価格が上昇しています。
約7年3か月ぶりの高値88ドル手前まで上昇しています。
原油価格の上昇は世界的物価上昇の要因となり、日本は貿易赤字の要因となり、円安要因となってしまいます。
本日は原油在庫量の発表もあり、予想以上に取り崩していた場合は、原油価格上昇の追い風となるので注目しています。
3)リスク要因
ウクライナ情勢が注目され、ユーロの上値を重くしています。
日々、ロシア・米国・欧州・NATO・ウクライナなどからヘッドラインが出てきています。
昨日はロシアとイランが会談し、対日で協力するとの内容も聞こえてきており、ウクライナ情勢にイランも加わりそうな懸念も出てきています。
また、中東では爆発も起きており、地政学リスクが高まってきています。
東欧・中東に関するヘッドラインに注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
1月20日(木曜日)
世界経済フォーラムオンライン会議(ダボス会議延期に伴う代替イベント)
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 EUR ECB理事会議事要旨(12月16日分)
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数・失業保険申請件数
1月21日(金曜日)
世界経済フォーラムオンライン会議(ダボス会議延期に伴う代替イベント)
01:00 USD 原油在庫量
08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨(12月17日分)
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