2019年8月30日
レイバーデーを含めた3連休前! ~8月30日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、米中間で9月以降で貿易通商協議を続けるということで、リスクオフは落ち着きを取り戻し始めています。 米中それぞれに追加報復関税が課せられたことは変わりなく、解決策が見えてきているわけでもないのに、ドル円はじめクロス円は関税発表前の水準まで戻しています。
今週末は、米国やカナダがレイバーデーで3連休です。 レイバーデーが夏休み最終日、来週からは本格的にマーケットがスタートします。
レイバーデーを含めた3連休を控えて、流動性低下とポジション調整が出てきそうな気がします。
目次
◎本日の注目点
1)欧州指標とドイツ選挙
昨日、ラガルド次期ECB総裁がハト派姿勢を示したことでユーロ売りになっています。 本日もユーロ圏で重要指標が発表されます。 結果が弱いと、ラガルド次期ECB総裁の追い風になるのではないかと思われ、ユーロ売りに繋がるかと思います。 指標結果に要注目です。
また、週末にはドイツで州議会選挙が予定されています。 選挙で与党候補が敗れると、メルケル首相の求心力が低下と受け止められ、ユーロ売りの追い風となると思われます。 本日含め、週末のユーロには要注意です!
2)米中貿易戦争
昨日、米中間の対立姿勢が落ち着いたことで、リスクオンに流れが傾きました。
米国による対中関税第4弾と報復関税が9月1日からスタートします。 また、中国の対米報復関税も9月1日からスタートします。
米中間では閣僚級貿易通商協議を9月再開を発表していますが、閣僚級とトップの間で違う行動に出るときがあります。 関税スタートを前に、影響の大きさから関税延期を発表するかもしれませんし、関税以外の報復を発表するかもしれません。
延期などポジティブな内容であればリスクオン、報復などであればリスクオフとなる可能性があります。 発表はマーケットクローズ後の可能性もあり要注目です。
3)その他リスク
・トルコとロシアが急接近
・香港デモ
・日韓関係
・Brexit
・英政権問題
・印パ、カシミール問題
・人民元安、韓国ウォン安
・アルゼンチン政権と通貨ペソ危機
◎本日のイベントスケジュール
8月30日(金曜日)
00:00 MXN 金融政策決定会合議事録
02:00 USD 7年債入札
07:45 NZD 建築許可件数
10:30 AUD 建築許可件数
15:00 GBP 英住宅価格指数
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
18:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
8月31日(土曜日)
00:00 CAD カナダ経常収支
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
9月1日(日曜日)
ドイツ州議会選挙(ザクセン州・ブランデンブルク州)
対米・対中追加関税スタート