2020年3月11日
世界的に株価反発上昇、本日も続くのか!? 「3月11日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はトランプ大統領の財政期待から株価が上昇しドル円も急騰!
一時105.50円超えまで上昇しました。
ただ、期待感からの上昇であったため、否定的な発言や報道が出ると急落し、数分間で50pips下落し数分間で50pips上昇するといったボラティリティの高い相場が続いています。
米金利も10年債利回りが一時0.3%まで下落していましたが、0.8%まで上昇回復してきています。
株価もダウ平均で1100ドル以上の上昇と記録的な上昇回復しています。
最近の米株は1000ドル以上の急騰急落を繰り返しているので、明日また下落の可能性もあります。
本格的に回復基調が現れるのか、底を打ったのか、確認したいところです。
目次
◎本日の注目点
1)COVID-19(新型コロナウイルス)の影響
感染者・感染の地域が拡大している中で、注目は中国から欧米に移っています。
イタリアでは感染者の拡大を防ぐため移動の抑制に力を入れています。
欧州で感染者が多いイタリアは、ECBに大胆な行動をとるよう求め12日の理事会に期待が集まります。
米国でもトランプ大統領は給与勢の免除など財政政策を検討し、FRBにも大幅利下げやQEなど大幅金融緩和を求めています。
米国ではトランプ政策の期待から株価は反発上昇しています。
COVID-19(新型コロナウイルス)の影響によるリスクオフと、各国の対応による景気下支え政策のシーソーゲームになってきています。
本日も、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響によるリスクオフ要因が強く反応されるのか、財政出動の期待により株価の上昇が強く反応するのか注目です。
2)大統領予備選
昨日から今朝にかけて米国ミシガン州、ワシントン州、アイダホ州、ミシシッピ州、ミゾーリ州、ノースダコタ州で米大統領選挙予備選が行われています。
投開票が進められ日本時間11日の昼頃には大勢が判明していると思われます。
左派のサンダース氏と中道のバイデン氏が接戦を繰り広げているため、本日の予備選でどちらかが大きく抜け出すのか注目が集まります。
サンダース氏はウォール街から懸念材料とみられているため、サンダース氏がリードするようだと株価に下落の影響が出てくる可能性があるので要注意です。
3)原油価格
原油価格はノバク露エネルギー相「原油市場の沈静化のため、ロシアはOP
ただ、それでも下落の可能性がなくなったわけではなく、依然としてWTI原油価格30ドル割れの可能性は残っています。
注目は米国・サウジ・ロシアの増産合戦です。
米国はシェールオイルで中東などよりは採掘コストが高くなっているものの、先物取引などで価格をヘッジしているため当分は低価格でも耐えられるのではないかといわれています。
ロシアは中国と定額取引をしているとの話もあり、昨年の原油価格上昇時に利益をプールしてあるので価格競争に耐えられるのではないかと言われています。
サウジアラビアは産油量も多く、採掘コストも低いので本来であれば競争に1番有利なはずです。
この3か国がコストに見合わない価格で増産合戦をして価格が続落していくのか、どこかが音をあげて協調減産を再開するのか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
3月11日(水曜日)
ミシガン州、ワシントン州、アイダホ州、ミシシッピ州、ミゾーリ州、ノースダコタ州で米大統領選挙予備選投開票
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
18:30 GBP 英GDP
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
3月12日(木曜日)
02:00 USD 米10年債入札
03:00 USD 月次財政収支
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/