2022年1月18日
久しぶりの注目度の高い日銀政策発表! 「1月18日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目されている日銀金融政策決定会合を控えていることと、米国がキング牧師の誕生日で祝日ということで閑散相場となり、マーケットはほとんど動きませんでした。
本日は急遽注目度が高くなった日銀の金融政策発表が控えています。
日銀は12時前後で政策発表され、発表が遅れれば遅れるほど政策変更があるのではないかと期待が高まります。
政策の発表時間と併せて注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)日銀金融政策決定会合
注目度:高い
織り込み度:現状維持を織り込み済み(引き締めのキッカケが出てくる可能性を少し織り込んでいる)
バイアス:なし
ポイント:政策変更のヒントと展望レポート
政策のポイント
マイナス金利の解除に関する議論がされているのか?
マイナス金利の解除に関するヒントが出てこないか?
YCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲット変更はあるのか?
YCC(イールドカーブ・コントロール)の撤廃があるのか?
マイナス金利解除に向けて動きがあれば円高が進む可能性があります。
また、緩和政策の手段であるYCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲット変更や撤廃となると、緩和の縮小(テーパリング)と受け止められ、円高が進む可能性があります。
今回の政策発表で変更されなくても、変更の可能性が見えるだけで円高が進む可能性があります。
展望レポートのポイント
昨年10月に発表された展望レポートから上方修正されているかがポイント。
特に物価と成長率が上方修正されているかがポイントです。
上方修正されていれば、それだけ金融正常化に近づいていると受け止められ、円高が進む要因となると思います。
今回の日銀金融政策決定会合は直前に引き締め観測報道が出たことから若干円高が進んでいます。
何もなかった場合(現状維持)は買われた円の売り戻しが進む可能性があるので発表に注目したいと思います。
黒田日銀総裁の記者会見も同様です。
2)英雇用統計
英国もインフレ(物価高)が問題となっています。
明日のCPI(消費者物価指数)発表を控えて、本日雇用統計が発表されます。
雇用状況も注目ですが、特に注目しているのが平均賃金です。
平均賃金の上昇は人件費の高騰に繋がり、人件費はコストとなり商品価格に転嫁され、物価上昇の要因となります。
平均賃金がどこまで上昇しているのか、予想を上回るのか注目です。
予想を上回るようであれば、追加利上げ、利上げ回数の上乗せ要因となり、ポンド上昇の要因となるのではないかと考えています。
◎本日のイベントスケジュール
1月18日(火曜日)
EU財務相理事会
世界経済フォーラムオンライン会議(ダボス会議延期に伴う代替イベント)
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合・声明文発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
19:00 EUR ドイツZEW景況感指数
19:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数
22:30 USD ニューヨーク連銀製造業景況指数
1月19日(水曜日)
02:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
08:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
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