2018年9月11日
今日の指標スケジュールと注目点(9月10日) ~材料難で動きづらい相場か!?~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎今日の経済指標スケジュール
9/11(火曜日)
NAFTA再交渉
17:30 GBP 雇用者数増減・失業率・平均所得
21:15 CAD 住宅着工件数
9/12(水曜日)
02:00 USD 3年債入札
09:30 AUD Westpac消費者信頼感
◎本日の注目点
1)英国雇用統計
英国はBrexitによるポンド安、ポンド安による物価高が懸念されています。 なので、注目は収入の上昇ペースと物価上昇ペースです。 本日の雇用統計でも平均所得の上昇率に要チェックです。
2)対米通商協議
米国は対中国とは貿易戦争状態。 対EUとも通商協議中で、車に関税を検討と発言。 カナダとは11日にNAFTA再交渉との情報。 月末には対日貿易通商を控えて、牽制発言が出ています。 特に日本に対しての牽制発言は、先日株価下落につながりました。 対中関税は追加関税2000億ドル規模の大型追加関税の準備が出来ているとの事。 何が出てくるかわかりませんが、米国(トランプ大統領)は中間選挙を控えています。 ヘッドラインには要注意です。
3)Brexit交渉関連ヘッドライン
昨日もバルニエBrexit交渉担当官の発言でポンドは急騰しました。 今までのパターンだと、否定発言や別のネガティブ材料で全戻しということが多い。 ただ、今回はバルニエBrexit交渉担当官が直接講演、しかもライブ配信までされていたので、その点は大丈夫ではないかと思います。 また、バルニエBrexit交渉担当官に大きな権限が渡されたとの情報もあるので、昨日の発言の影響は大きいと思います。
あとは、英国側から反対意見が出ないことを祈るばかりです。 いくら、EU側であったりメイ首相が合意に向かったとしても、英国民・英議会が反対すると合意はなかったことになってしまうかもしれません。
◎保有中のポジションと戦略
本日は注目イベントも少なく、木曜日にビックイベントを控えているので、動きづらいです。 昨日もバルニエBrexit交渉担当官の発言で動いたこと以外は、動きづらい相場でした。 本日も基本は様子見で行きたいと思います。
EUR/USDのShortポジションは半分利確しました。 昨日のバルニエBrexit交渉担当官の発言はユーロにとってもポジティブ。 また、イタリア財政問題が好感されて長期金利利回りが下落したこともポジティブ。 ただ、ユーロ懸念や上昇の重さを考えて、半分のShortポジションは残しました。 レンジ内で動くなら、再度レンジ上限で決済・追加を考えたい。 また、時間足チャートの下値抵抗を抜けるのであれば追加していきたいと思います。
AUD/USDのShortポジションはホールド。 日足チャートで見ると下落スピードが速いので、いったん調整が入るかもしれませんが、長期保有を考えています。
GBP/JPYの日足チャートで見ると、まだ下降チャネルの中にあります。 GBP/JPYの ”146.00” を超えてくるようであれば、GBPのLongポジションを考えたいと思います。
◎記録室
通貨強弱グラフ、株価、長期金利、要人発言を記録しています。
↓↓↓9月7日分は以下を参照ください。↓↓↓