2022年6月22日
今週のヤマ場CPI(消費者物価指数)と議会証言に注目! 「6月22日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はこれといった材料もないまま円安が進み、ドル円は24年ぶりとなる136.70円まで上昇しています。
対ユーロや対ポンド、スイスやカナダ、オセアニアなど主要通貨全てに対して円安が進んでいます。
本日は今週最大のヤマ場、英国やカナダのCPI(消費者物価指数)発表とパウエルFRB議長の議会証言が予定されています。
CPI(消費者物価指数)や議会証言が出てくると大きな動きに繋がるのではないかと期待しています。
目次
◎本日の注目点
1)パウエルFRB議長の議会証言
本日は今週注目のパウエルFRB議長の上院議会で議会証言が予定されています。
証言は23時に予定されていますが事前に原稿が出てくる可能性が高いので、欧州時間以降に注意しておきたいと思います。
注目はインフレと引き締め、リセッションやスタグフレーションについてだと思います。
冒頭の原稿部分とその後の質疑応答でどのような内容が出てくるのかに注目。
また、引き締めを警戒して株安・ドル安に動くのか、リスクオフで株安・ドル高に動くのか、それとも内容を好感してリスクオンとなり株高・ドル安に動くのか、発言内容とマーケットの反応に注目しておきたいと思います。
2)CPI(消費者物価指数)
英CPI(消費者物価指数)
英中銀は先週の金融政策発表で0.25%の利上げを発表しました。
9名中3名が0.5%利上げを支持するなど、大幅利上げの可能性もありました。
本日発表のCPI(消費者物価指数)が予想を上回る結果となれば、0.5%利上げが正解だったとなり次回大幅利上げ期待に繋がる可能性があります。
CPI(消費者物価指数)の結果に注目です。
カナダCPI(消費者物価指数)
米国は0.75%の利上げを発表、カナダも米国に続き大幅利上げを実施するのではないかと注目されています。
本日発表のカナダCPI(消費者物価指数)の結果が予想を上回る結果となれば、カナダも米国に続き0.75%の利上げの可能性が高くなるのではないかと思っています。
カナダCPI(消費者物価指数)の結果に注目しておきたいと思います。
3)円安リスク
昨日24年ぶりのドル円136.70円まで上昇しています。
急激な円安が進んでいることで日銀や政府からは牽制発言が出てくるのではないかと思われます。
トレンドは円安で、なかなか逆張りは難しい状況です。
牽制発言などが出てこないかドキドキしながら、チキンレースのドル円上昇を追っかけるしかないと思っています。
◎本日のイベントスケジュール
6月22日(水曜日)
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨
15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
17:40 GBP カンリフBOE副総裁発言
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
22:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
23:00 USD パウエルFRB議長発言(米上院銀行委員会で金
6月23日(木曜日)
EU首脳会議
01:50 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁発言
02:00 USD 米20年債入札
02:30 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言