今週の3つの注目点、リスク要因・PMI・政策金利 「6月22日週の注目点とイベントスケジュール」

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2020年6月21日

今週の3つの注目点、リスク要因・PMI・政策金利 「6月22日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週は南北連絡事務所の爆破・破壊と北朝鮮の行動に驚きです。

世界中がコロナ一色で北朝鮮は寂しくなったのか、中国がコロナ感染懸念から中朝国境を閉めたことが影響しているのか、国連決議による経済制裁が聞いているのか、北朝鮮の動きが挑発的になってきています。

 

これに対して韓国はどうするのか、北朝鮮に対し経済支援を行うなど融和姿勢を続けるのか、北朝鮮制裁強化に動くのか、それに対して北朝鮮はどうするのか、今後の展開に注目しています。

 

 

目次

◎今週の注目点

 

1)コロナ感染第2波

 

中国北京ではコロナ感染者数増加から、学校を休校しオンライン授業に切り替えるなどコロナ危機レベルの引き上げ。

アメリカでは、フロリダやカリフォルニアで1日の感染者数が過去最大を記録するなどコロナ感染第2波が懸念されています。

アップルはコロナ感染者数が増えたことで、自主的に店舗を閉店しています。

せっかくコロナが落ち着き始め、経済回復に向けて動き出したと思われていたところに、感染第2波の懸念と再度経済停止の懸念が出てきたことから株価は下落しています。

 

ブラジルやチリなど中南米では、第2波どころか第1波の拡大が止まらない状況です。

新興国は医療水準や、もともとの経済規模、国力のことを考えると第1波の拡大が止まらないと、大きな回復出来ないほどのダメージになりそうです。

 

先週は米国の感染者数が報じられると、アルゴリズムが反応するような値動きをしています。

それだけコロナ感染者数に注目が集まっていると思われ、今週も注目が集まると思われます。

 

 

 

2)経済指標

 

今週の注目指標は、製造業・サービス業・総合PMIで、フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国などで発表されます。

PMIは景気の先行指数として、景気の転換点を見る指標として注目されています。

中でも今週発表されるPMIは速報値で、直近の景況感を発表するので注目度は高くなっています。

 

 

 

 

 

3)政策金利

 

今週はニュージーランドと、メキシコ、トルコで政策金利が発表されます。

 

オアNZ準備銀行(RBNZ)総裁は「量的緩和(QE)や低金利、フラットなイールドカーブの影響に満足している」「さらなる緩和策としては、QE拡大やQEの対象資産の増加、マイナス金利など。手段が豊富であることに自信」と発言しています。

今回は据え置きだと思われますが、追加緩和・追加利下げなどが出てくるのか、また検討されるのか声明文や記者会見に要注目です。

 

また、トルコやメキシコなど新興国は通貨安が危惧されています。

その上でトルコは政策金利の引き下げが予想されており、トルコリラの安値更新が注目され新興国通貨安危機に要注意です。

 

 

 

4)リスク要因

 

コロナリスク以外に以下のようなリスク要因が懸念されます。

 

・北朝鮮リスク

経済制裁やコロナの影響で、かなり追い込まれている状況から何をするかわからず、軍事的挑発の可能性あり。

 

・米中関係

チベット・新疆ウイグルなど人権問題、米中合意第1弾の合意内容の履行、在米中国企業など規制強化など対立しており、いつ米中関係が悪化するのか気になります。

お互いアピールだけで、決定的な決裂は避けているようにも見えますが・・・

 

・香港問題

全人代で国家安全法が成立し、内容の一部が公開されました。

香港に中国の出先機関を置き、中国共産党に批判的なことは取り締まるような内容となっており、欧米をはじめ批判が集まると思われリスク要因となりそうです。

 

・中豪関係

豪州はコロナの検証を求めたことで中国から嫌がらせを受けています。

豪州は脱中国に向けて動いており、どこまで中国に対抗できるか注目。

 

・差別抗議デモ

米国での抗議デモは拡大、英国でもデモが拡大し、デモから暴徒に進展し被害者も出ており今後リスク要因として注目が集まりそう。

 

・ボルトン前大統領補佐官の暴露本

早ければ今週にも発売され、対北朝鮮交渉の裏話や、米中合意の裏側、トランプ大統領は自身の選挙対策のために外交を行っているとの内容。

発売され、内容がトランプ支持率にどこまで影響するのか、今後の展開に注目。

 

・米欧関係

デジタル課税を巡って対立、関税合戦に発展しないか注目。

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

6月22日(月曜日)

 

08:00 AUD ロウRBA総裁発言

23:00 USD 米中古住宅販売戸数

23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)

23:15 EUR デギントスECB副総裁発言

 

 

6月23日(火曜日)

 

00:00 CAD マックレムBOC総裁発言

01:30 EUR レーンECB専務理事発言

08:00 AUD 豪製造業・サービス業PMI

16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

20:00 MXN メキシコ失業率

22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

23:00 USD 米新築住宅販売戸数

 

 

6月24日(水曜日)

 

08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見(6月16日分)

11:00 NZD RBNZ政策金利・声明文発表

12:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見

16:00 EUR レーンECB専務理事発言

17:00 EUR 独IFO景況指数

23:30 USD 原油在庫量

 

 

6月25日(木曜日)

 

01:30 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言

04:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言

07:45 NZD NZ貿易収支

15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数

20:00 TRY トルコ政策金利発表

20:30 EUR ECB理事会議事要旨(6月4日分)

21:30 USD 米GDP(1~3月期確定値)・耐久財受注・新規失業保険申請件数

21:30 EUR シュナーベルECB専務理事発言

23:30 EUR メルシュECB専務理事、クノット・オランダ中銀総裁発言

 

 

6月26日(金曜日)

 

00:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

02:00 GBP ホールデンBOE外部理事

03:00 MXN メキシコ政策金利

21:30 USD PCEデフレーター

23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数

 

 

6月27日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

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