2019年8月15日
債券市場に注目、米国債で逆イールド発生! ~8月15日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、中国指標の結果が弱かったことから、リスクオフ再開。 株安は進み、ダウ平均は記録的な下落となっています。 本日も、この流れは続きそうです。
また、債券市場では利回り低下が続いています。 米国では逆イールドが話題に! 2年債と10年債が一時逆転してしまいました。 逆イールドはリセッションの前兆と言われ、懸念されています。
その他では、本日も中国人民元基準値が気にされています。 10:15分の基準値発表時に要注意です。
目次
◎本日の注目点
1)米株・米金利
昨日から今朝にかけてダウ平均は今年最大の下落幅「800ドル下落」となりました。 要因の1つに逆イールドが挙げられています。 昨日は一時2年債と10年債が逆転利回りとなりました。
本日も、金利と株価の状況に要注意です。
また、金利と株価に影響しそうな、要人発言には注目、特にトランプ大統領のツイートや発言には要注意です。
2)米国債償還と利払い
本日8/15は、米国債の償還と利払い日です。 償還や利払いについては以下にまとめていますので参照ください。
3)欧州・英国
欧州では、弱い経済指標が続いています。 景気後退が懸念され、欧州債券市場はドイツ国債利回りが低下を続けマイナス0.65%とマイナス幅を拡大中。 マイナス利回りの国も拡大中です。 ただ、イタリア政権不安を抱えるイタリアは下げ渋っています。 イタリアとドイツのイールドスプレッド拡大が懸念されています。
英国では、合意なき離脱の懸念が継続、ポンド安が続いています。 本日も英指標が予定されているので、要注意です。
4)オセアニア
中国景気後退と、米国による中国制裁がオセアニア通貨に影響しています。 また、リスクオフで資源国通貨売りも重なり、売りが加速しています。
RBA・RBNZともに追加利下げの可能性もあることから、売られやすい状況が出来ています。
リスクオフと中国の状況に注意しておきたいと思います。
5)五十日
本日は五十日です。 仲値やロンドンフィックス、各市場のオープンやクローズ間際の大きな注文に要注意です。 特に流動性が低下しているので、値が飛ぶ可能性もあるので要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
8月15日(木曜日)
08:00 AUD デベルRBA総裁補佐発言
10:30 AUD 雇用者数増減・失業率
17:00 NOK ノルウェー政策金利発表
17:30 GBP 小売売上高
21:30 USD 小売売上高・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
8月16日(金曜日)
03:00 MXN メキシコ政策金利発表
07:30 NZD 製造業PMI