2022年3月29日
円安は継続? 125円台突入か? 「3月29日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は日銀の指値オペ実施による円安が進み、ドル円は2015年アベノミクス時以来の125円台まで上昇しました。
125円を付けた後は利益確定売りや、125円に並んでいた売りに抑えられ123円付近まで下落。
数分で往復3∼4円動くなど、ボラティリティの非常に高い相場となっています。
本日も指値オペは継続されることから円売り圧力は継続するとみられます。
本来であれば、円安がなければ雇用統計前で様子見ムードが強いマーケットだったのではないかと思われます。
円安が進みボラティリティが高くなるのか、それとも様子見ムードとなるのか注目です。
目次
◎本日の注目点
1)円安
昨日、日銀が0.25%で無制限に国債を買い入れる指値オペを実施。
午後にも2回目の指値オペを通告、東京株式市場クローズ後には本日より31日まで3日間連続で指値オペを通告しました。
このことで日米金利差拡大の観測から円安が進み、ドル円は一時2015年以来となる125円台まで上昇しました。
本日も指値オペは実施されることから円売り圧力が強い1日となるのではないかと考えています。
あとは125円という節目に並ぶ売りを解消できるか?
125円台はアベノミクスの時に黒田日銀総裁がこれ以上の円安は…と円安けん制発言が出てきたライン(黒田ライン)なので、円安けん制発言が出てこないか?
この2点に注目しておきたいと思います。
2)要人発言
日銀や日本政府から円安けん制発言が出てこないかに注目しています。
その他、本日はFRB要人発言も予定されています。
FRBは物価を抑える為に利上げを急ごうとしています。
先日のFOMCでは0.25%の利上げを示唆していましたが、その後の要人発言からは0.5%利上げの可能性について発言が続いています。
本日も0.5%利上げの可能性について発言が出てくるのか、発言を受けてドル買いが進むのか注目です。
円安が進む中、ドル買いが進めば125円台を明確に抜ける可能性があるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
3月29日(火曜日)
09:30 AUD 豪小売売上高
16:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
22:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
23:00 USD 米消費者信頼感指数
23:45 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言(23年投票権)
3月30日(水曜日)
02:00 USD 米7年債入札
10:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
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