2019年5月16日
利下げが注目されるRBA! 豪雇用統計発表! ~5月16日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、前日の欧米市場の流れを引き継ぎ、東京市場・上海市場は株価反発上昇しました。 ただ、欧州市場に入り失速、株価は下落、ドル円は下落、再度リスクオフかと思われました。 米国の輸入自動車関税の判断日が近づいていることが懸念事項でした。
NY時間に入り、米国の輸入自動車関税の判断先送りが伝わると、リスクオフの流れは後退、クロス円は上昇、株価も反発上昇しています。
目次
◎本日の注目点
1)オーストラリア雇用統計
利下げが噂されるRBAですが、前回会合では据え置きでした。 次回会合や年内の利下げ確率が上がってきている状況です。 本日の雇用統計で、予想を上振れるか!? それとも下振れるか!? 注目です。
予想を上振れたとしても、豪ドルの上値は重たいと予想しています。 ただ、予想が下振れたときには、豪ドルの下掘りには注意したいと思います。
最近の豪ドルは中国経済の低下懸念で下落しています。 中国の景気先行指数として、銅価格があります。 銅価格が最近下落しています。 豪ドルと相関の高いと言われている鉄鉱石価格ですが、個人的に最近注目しているのは、豪ドルと銅価格の相関です。
AUD/USD 日足チャート 折れ線チャート:銅先物価格
2)要人発言
本日は、豪雇用指標以外は重要指標があまりありません。 要人発言で、注目しているのが米中関税・貿易戦争の影響です。 世界的に影響が大きくなってきているのではないかと懸念しています。 各要人がどのように判断しているのか注目です。
また、欧州ではイタリア財政懸念が再燃してきています。 昨日のサルビーニ伊副首相・同盟党首の「EU財政規律は時代遅れ」発言を見ても分かるように、EUの財政規律が守れない状況になっていると思われます。 再度、EUとイタリアの間で予算案を巡って対立が悪化しそうです。 この点について、要人発言が出てくるか注目しています。
あとは、カナダ利上げについて、発言があるかも注目です。
◎本日のイベントスケジュール
5月16日(木曜日)
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
10:30 AUD 雇用者数増減・失業率
11:45 AUD ブロックRBA総裁補佐発言
16:30 EUR プラートECB専務理事発言
17:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
17:15 EUR ヴァイトマン・ドイツ連銀総裁発言
18:00 EUR ユーロ圏貿易収支
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 EUR デギントスECB副総裁発言
5月17日(金曜日)
ユーロ圏財務相理事会
00:15 CAD ポロズBOC総裁発言
01:05 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
01:15 USD ブレイナードFRB理事発言
02:30 GBP ハスケルBOE外部理事発言
03:00 EUR クーレECB理事発言
03:00 MXN メキシコ政策金利発表
07:30 NZD NZ PMI