2020年11月5日
大統領選挙の結果が出ない中、BOE・FOMCで政策発表! 「11月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
大統領選挙は最終結果が出てこないまま、丸1日が立ちました。
ただ、マーケットはバイデン候補が大統領になることで大規模経済対策案が出てくるのではないかと期待して株価が上昇。
また、上院議会は共和党が過半数を確保するのではないかとみて、大幅増税は出来ないのではないかとのことから株価が上昇。
また、米債券市場では金利が低下しています。
この織り込み方が正解か注意して見ていきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)大統領選挙
大統領選挙の結果はバイデン候補が勝利濃厚、議会選挙は下院が民主党過半数、上院が共和党が過半数濃厚となっている。
ただ、大統領選挙に関しては事前の世論調査に比べトランプ大統領が善戦し、選挙の勝敗を左右する接戦州で僅差となっています。
このことでトランプ大統領は最高裁に持ち込むことを宣言していることから、最終結果は12月までもつれ込む可能性が高くなりました。
また、上院議会は共和党と下院議会は民主党となりそうで、ねじれ議会になることをどのように受け止めるのかにも注目です。
2)Super Thursday
本日の英中銀はインフレーションレポートを同時発表する重要な回です。
予想では政策金利は据え置きで、量的緩和(QE)は拡大するのではないかとみられています。
ただ、コロナの拡大によるロックダウンの再突入やEUからの離脱移行期間終了など、英国の景気後退に繋がる状況が見えていることから、一部で利下げなども噂されています。
また、追加緩和も1000億ポンド予想ですが、1500億ポンドや2000億ポンドの可能性も噂されています。
利下げや1500憶ポンドの追加緩和などは織り込まれていない為、発表されればサプライズとしてポンドは売られるのではないかと思います。
また、声明文や記者会見で利下げやマイナス金利の可能性について触れられるのかにも注目です。
3)FOMC
本日のFOMCでは、追加緩和が予想されています。
すでに追加緩和については織り込まれているようなので、発表後は動きにくいのではないかと思われます。
ただ、追加景気対策案が成立せず、経済に影響が出てきている状況についてどのような見解を出すのかに注目です。
4)離脱協議
英国とEUの離脱協議は、漁業権や補助金問題について合意出来ていない状況で、ボリス・ジョンソン首相は離脱協議に対する姿勢を米大統領選挙の結果を見て判断するのではないかと言われていました。
大統領選挙の結果が発表され始めた昨日、英・EUともに離脱協議について発言が出てきていることから、本日以降イッキに話が進むのではないかと思われます。
英国が姿勢を軟化させるのか、強硬姿勢をとるのか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
11月5日(木曜日)
16:00 GBP BOE金融政策・声明文・MPC投票配分・インフレーションレポート発表
16:30 GBP ベイリーBOE総裁記者会見
18:00 NOK ノルウェー政策金利発表
18:30 GBP 英建設業PMI
19:00 EUR ユーロ圏小売売上高
20:40 EUR デギントスECB副総裁発言
21:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言
22:30 USD 米新規失業保険申請件数
23:15 EUR ミュラー・エストニア中銀総裁発言
11月6日(金曜日)
00:00 EUR バイトマン・ドイツ連銀総裁発言
00:10 EUR シュナーベルECB専務理事発言
04:00 USD FOMC金融政策・声明文発表
04:30 USD パウエルFRB議長記者会見
09:30 AUD RBA四半期金融報告
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