2020年8月31日
安倍首相の辞意をマーケットはどのように織り込むのか!? 「8月31日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今週から世界的に夏休みが明け、政治や経済、マーケットが本格的に動き始めます。
特に先週末は、ジャクソンホール・シンポジウムでFRBが枠組み変更し、安倍首相が辞意を表明したことなど大きな材料が出てきているので、どのように消化していくのか注目です。
また、本日は英国が休場なので欧州市場は少し動きが鈍くなる可能性があります。
目次
◎本日の注目点
1)自民党総裁選
先週末、安倍首相が辞意を表明したことで株価下落・円高が進みましたが、この流れが正しいのか、それともパニック売りだったのか見極める日になりそうです。
週末には菅官房長官が次期総裁に名乗りを上げたことで、菅新首相であれば安倍首相の流れを踏襲し大きな政策変更はないとの予想もあります。
大きな変化がないと織り込むのなら、下落は一時的で元に戻してくるのではないかと思われます。
逆に、総裁選、総選挙と先行き不透明と織り込むのなら、再度下落や円高が進むのではないかと思われます。
どちらの流れになるのかしっかりと見極めたいと思います。
2)経済指標
中国の製造業と非製造業PMIの発表があります。
信頼度としては財新PMIのほうが高いのですが、今後の中国経済を測る指標として注目しています。
また、欧州ではイタリアやドイツで物価指標が発表されることから、中国欧州の経済指標を受けてどのような反応をするのか(経済指標で為替が動くのか)注目したいと思います。
3)ドル安・米株高
先週、FRBの枠組み変更が発表され緩和政策が長期化することが予想される展開となりました。
緩和政策の長期化でドル余りは続き、余ったドルはリスク資産である米株に向かうのではないかと思われ、ドル安・米株高となるのではないかと思われます。
ただ、懸念材料として米議会によるコロナによる景気対策法案が難航していることや、ウィスコンシン州でおきている人種差別に抗議するデモ活動などがあります。
また、大統領選挙も本格化してくることから、相手を攻撃するような発言や行動も出てくると思われるので、どこまで影響するのか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
8月31日(月曜日)
英国休場
10:00 CNY 中国製造業・非製造業PMI
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコGDP(4~6月期)
17:00 EUR イタリアGDP(4~6月期)
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
21:30 CAD カナダ建築許可件数・原材料価格指数
22:00 USD クラリダFRB副議長発言
23:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
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