2019年4月26日
平成最後の相場! 円高は進むか!? ~4月26日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、日銀金融政策決定会合2日目で、金融政策が発表されました。 緩和政策に念押しした発表でしたが、円高の流れを変えるほどではありませんでした。 ドル円は、早朝につけた年初来高値から下落、111.50円割れまでいきました。
円高の流れは、トルコリラに影響。 トルコ中銀は政策金利据え置きを発表。 ただ、引き締めがなかったことでリラ売りに傾きました。 円高と合わさって、トルコリラ円は19円割れしました。
1日を通して、円独歩高となりました。
目次
◎本日の注目点
1)米GDP速報値
本日の米GDPは速報値です。 「速報値>改定値>確定値」の順で、予想値と結果が乖離(ズレ)が出やすくなっています。 市場予想では、上振れするのではないかと見られています。 最近の米ドルは上昇基調。 ドルインデックスも最近のレンジを上抜けしています。 今日のGDPの結果が上振れするようであれば、ドルインデックスのもう一段の上昇、またドル高の追い風となりそうな気がします。
2)日米首脳会談
日米首脳会談が週末に予定されています。 それと同時に日米通商協議、財務相為替協議と行われています。 早朝の麻生財務相の発言を見ると、為替条項について話が出ているようです。 今日、もしくは週末に、為替条項や為替報告書、貿易関税など出てくる可能性があります。 前回の日米通商協議後のように、上手く乗り越えれば円売りに傾く可能性はありますが、為替条項などが出てきた場合は円買い・円高に傾くのではないかと思われます。 また、その時に日本はGWで相場参加者が少なく、円高フラッシュクラッシュの引き金になるのではないかと懸念されます。
3)GW直前・季節要因
上記の続きになりますが、明日以降はGWとなります。 週末に出てきた情報を消化しようにも日本は休日。 相場参加者が少ない中で出てきた情報を引き金に、フラッシュクラッシュが起こる可能性は考えておきたいところです。 また、そのようなリスクは証券会社やFX業者からも通知が来ています。 そのため、本日はリスク管理のポジション調整、出てきやすいと思います。 各市場のクローズ前には、ぽじしょうん調整の動きが強く出てくると思われます。 要注意です。
4)スペイン総選挙
日曜日には、スペイン総選挙が予定されています。 スペインは、もともと政治不安が注目されていた国ではあります。 今回も政権が樹立できるか注目しています。
ただ、今回は来月に欧州議会選挙が控えているので、欧州全体も注目していると思われます。
選挙結果については、月曜の朝に結果が出ていれば良いのですが、前回の選挙などを見ていると月曜の朝に結果が出ていないことも考えられます。 月曜の朝に影響が出るのか、それとも月曜のマーケットオープン後にヘッドラインで動くのか分かりません。 ただ、窓開けで影響が出ることも考えてポジション調整しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月26日(金曜日)
日米首脳会談(為替条項の導入議論)
02:00 USD 7年債入札
07:45 NZD NZ貿易収支
10:30 AUD PPI(生産者物価指数)
15:45 EUR フランス消費者信頼感
16:30 SEK スウェーデン小売
17:00 CHF ジョーダンSNB総裁発言
17:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
21:30 USD GDP(速報値)
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
4月27日(土曜日)
日米首脳会談
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
4月28日(日曜日)
スペイン総選挙