2021年6月16日
待ちに待ったFOMCでボラティリティは戻ってくるのか!? 「6月16日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の米ドルは米小売売上高やPPI(生産者物価指数)が発表されましたが、強い結果と弱い結果が混ざったことや、FOMCを控えていたことから値動きは限定的でした。
また、その他の通貨でも材料難やFOMCを控えていることから方向感なく様子見姿勢が続いています。
本日の夜、明日早朝にFOMC政策発表とパウエルFRB議長の記者会見が予定されていて、イベントが通過することでボラティリティが戻ってくることを期待しています。
目次
◎本日の注目点
1)FOMC
注目度:かなり高い
織込み度:現状維持を9割
バイアス:特になし
ポイント:テーパリングのヒントが出てくるか+ドットチャート(経済見通し)
今回のFOMCで政策が変更されることはないが、ドットチャートや経済見通し、声明文、記者会見などからテーパリングのヒントが出て来ないか注目している。
ドットチャートが前回(3月FOMC)で発表されたものよりも上方修正されていれば、テーパリングも前倒しされるのではないかとの思惑が出てきてドル買い金利上昇に繋がるのではないかと思います。
経済見通しも上方修正されるとの予想もあり、大幅上方修正されればこちらもテーパリングの前倒し期待に繋がると思われます。
あとはハト派の多いFRBからタカ派の内容が出てくると思えませんが、声明文や記者会見の内容に注目しておきたいと思います。
かなり強いハト派姿勢が示されたり、思ったほどドットチャートや経済見通しが上方修正されなかった場合は一旦ドル売りが進むのではないかと予想していて、ドル売りが進んだところを拾っていきたい。
下げたところをドル買いしていきたいと思っています。
2)CPI(消費者物価指数)
金融政策の判断材料として重要視されている物価指標、CPI(消費者物価指数)の発表が英国とカナダで予定されています。
どちらも引き締め政策に動いているだけに、次の引き締めに繋がるか注目度も高くなっています。
結果が上振れることがあれば引き締め期待が高まり、ポンドやカナダドルが買われると注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
6月16日(水曜日)
米露首脳会談
09:00 AUD ロウRBA総裁発言
15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
17:00 EUR エルダーソンECB専務理事発言
18:00 EUR デギントスECB副総裁発言
21:30 USD 米建築許可件数
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
6月17日(木曜日)
03:00 USD FOMC金融政策発表・声明文・経済見通し・ドットチャート
03:30 USD パウエルFRB議長記者会見
07:45 NZD NZ四半期GDP(1~3月期)
09:01 AUD ロウRBA総裁発言
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