2019年5月1日
新元号令和スタート! 令和初日は円高・円安どっち!? ~5月1日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、欧州で各国注目の指標が多数発表されました。 なかでも注目のドイツは、予想通り。 イタリアはリセッションが注目、GDPは3四半期ぶりにプラス成長でした。 強弱あった経済指標の結果でしたが、注目ポイントが強い結果となったことで、ユーロは買い戻しが入り上昇しています。
また、NY時間ではポロズBOC総裁が「下期に経済が加速すると信じるに値する正当な理由ある」と発言したことで、カナダドルにも買い戻しが入り上昇しています。
月末ということもあり、買われすぎていた米ドルは売られ、売られていたポンド・ユーロ・カナダドルが買われるといった、調整色の強い1日だったのではないかと思います。
目次
◎本日の注目点
1)FOMC
本日のFOMCは据え置きが予想されています。 注目は、声明文・ドットチャートと記者会見です。
米国は、経済指標を見る限り強い経済をキープしているように見えます。 ただ、トランプ大統領からは利下げ圧力が続いています。 FRB理事や地区連銀総裁が、現状の米経済をどのように見ているのか!? また、今後の金利水準をどのように感じているのか!? 声明文やドットチャートで、見ていきたいと思います。 また、記者会見では今後の見通しだけではなく、トランプ大統領の圧力について、FRBの独立性についても注目しておきたいと思います。
ドル円は、110円後半から112円前半までの狭いレンジで推移しています。 今回のFOMCをキッカケに、110円後半を下抜けしていくようであれば一段下のレンジに入る可能性もあるかもしれません。
2)指標ラッシュ
本日も重要指標が続きます。
英国では、製造業PMIが発表。 米国でも製造業PMI・ISM製造業景況指数が発表。 ともに最近注目のPMI、景気先行指数です。 また、月初め雇用統計の先行指標、ADP雇用統計も発表されます。 どの指標も大きく動く可能性のある指標です。
特に注目しているのが、米指標です。 FOMCを控えて、ドル安・円高は進むのか注目です。 上記の通り、FOMCで110円後半を下抜けするか注目しています。 そのために、FOMC前の米指標で111円付近まで円高に持っていけるのか注目。 米指標・FOMCで111円台をキープできたならば、再度狭いレンジで推移するのではないかと思います。
3)流動性低下の1日
本日、日本はGW10連休中、レーバーデーで欧州を中心に多くの国が休日、中国は労働節で休場と多くの市場が休場となっています。 GW10連休でフラッシュクラッシュが注目されていますが、10連休の中で1番流動性が低下する日です。 1番クラッシュが起きやすい日かもしれません。 要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
5月1日(水曜日)
新天皇(令和天皇)即位
メーデー(香港、シンガポール、韓国、スイス、フランス
労働節(中国)休場
07:45 NZD NZ雇用者数増減・失業率
17:30 EUR デギントスECB副総裁発言
17:30 GBP 製造業PMI
21:15 USD ADP雇用統計
22:45 USD 製造業PMI
23:00 USD ISM製造業景況指数
23:30 USD 原油在庫量
5月2日(木曜日)
英国統一地方選挙
労働節(中国)休場
03:00 USD FOMC政策金利発表・声明文
03:30 USD パウエルFRB議長記者会見
05:15 CAD ポロズBOC総裁発言(議会証言)
10:45 CNY 財新製造業PMI